Q&A 相場より安すぎるコーティングってどうなの?
一般的な新築戸建てやマンションの室内面積は、3LDKで70㎡~90㎡前後、4LDKで90㎡~100㎡前後になります。
新築の場合、入居前の家財道具が一切ない状態でフロアコーティングを施工できるという大きなメリットがあるため、すべての部屋をフロアコーティングしたいと検討する人も多いんですね。
ですが、全部屋フロアコーティングしようと思うと、種類によっては40万~60万もの費用が掛かってしまいます。
予算的に厳しい場合には
・主要であるLDKのみ施工する
◎Q&A フロアコーティングはリビングだけの施工でも大丈夫なの?
・フロアコーティングの種類を変えて費用を抑える
◎フロアコーティングの種類とメリット・デメリットを比較!
・なるべく安いフロアコーティング探す
◎フロアコーティングの相場比較に相見積もりは必須!?その理由
といった選択肢を模索することになります。
そこで、注意しなければならないのが相場より安すぎるフロアコーティングには、安い理由があるという点です。
その理由とは
- コーティング剤の原液をより薄めて使用する
- 施工前のクリーニングを簡易に済ませる
- 施工精度が悪い
- 施工後のアフターの対応が悪い
- 施工後に業者と連絡が取れなくなる
など、不備があることも多くトラブルに発展してしまうケースも少なくありません。
どれも、耳を疑ってしまうような内容ですが実際にある話で、このトラブルが多く聞かれるのが訪問販売系のフロアコーティング業者なんです。
◎契約してはいけない!相場より極端に安いフロアコーティングの悪質訪問販売
特に新築のマンションでは、同時に多くのお客さんをターゲットに出来るということもあって、フロアコーティングの訪問販売が横行しています。
採寸等で部屋に居たら、突然フロアコーティングの訪問販売業者がやってきて、
「いま、他のお部屋でもフロアコーティングの施行をしています」
「今なら◯◯◯円で施工できますよ」
「決めてくれたら、キッチン、トイレ、お風呂のコーティングも無料で施工します」
といった、具合にその場で注文を取れるようにまくし立ててきます。
提示される価格が相場の半分、もしくは3割、4割安く、キッチン、トイレ、お風呂のコーティングも無料で付いてくると言うんですから、心が揺らいでしまいますよね。
フロアコーティングの予算が厳しくて、施行を諦めていた人もそれくらないなら施行してみようかなと思ってしまうような金額です。
ですが、最悪のケースに当たってしまうと、施行してみたら施工精度が悪い、コーティング剤も過度に薄めているので耐久性がない、文句を言おうと連絡しても連絡が取れない。。。
油性のフロアコーティングの場合は、一度施工してしまうと完全除去することが難しいので、やり直すことも出来ないという八方塞がりの状態になってしまう可能性があるということを意識しておかなければなりません。
不安を煽っているわけではなくて、実際にある話なんです。
長く、綺麗に使いたいと思って頼んだフロアコーティングが、逆にフローリングを痛めることになってしまっては悔やんでも悔やみきれません。
中には相場より安くても、施工精度の高い施工業者さんもあるのかもしれませんが、フロアコーティングは施行してみないと判断しようがないので難しいところです。
価値観は人それぞれなので、施工精度よりも価格が最優先!という人もいるかもしれませんが、わたし個人としては訪問販売系のフロアコーティングは完全にNGです。
もし契約してしまったとしても、訪問販売は法律でクーリングオフの対象となっていますので、期間内であれば無条件にキャンセルすることが可能ですので、よくよく考えてみてください。
◎フロアコーティングのクーリングオフは可能?注文後の変更、キャンセルについて
極端に安いフロアコーティングには、安い理由があります。
安い、高いの判断には基準が必要という点からも、フロアコーティングの価格帯相場を知っておくというのは必要なので、一度は数社から見積を取ってみることをお勧めします。