Q&A フロアコーティングのサンプルは見た方がいい?

Q&A フロアコーティングのサンプルは見た方がいい?

フロアコーティングの実物サンプルは、施工業者さんの方で用意があるのであれば、絶対に見てみることをオススメします。

サンプルを用意している施工業者さんも多く、希望すればフローリングにフロアコーティングを施工した、サンプルを送ってくれます。

    サンプルを見て確認したいこと

  1. 塗膜の厚み
  2. キズへの耐久性
  3. 汚れへの耐久性
  4. 薬品への耐久性
  5. 光沢
①塗膜の厚み・②キズへの耐久性
塗膜の厚みは、フロアコーティングの耐久性に直結します。

フロアコーティングの厚みは本当に薄いものなので、肉眼では確認することが難しいかもしれません。

ですが、コインなどで削ってみれば、どの程度厚みが保たれているものなのか、またキズへの耐性がどの程度のものなのか雰囲気でも感じることが可能です。

フロアコーティングをする目的が、フローリングをキズから守るという意味では必ず確認しておきたいポイントですね。
③汚れへの耐久性・④薬品への耐久性
汚れや、薬品への耐性を確認するためには、油性のマジックやアセトンを使ってみてください。

油性のマジックではしつこい汚れや、少しシンナーが含まれているので、汚れへの耐性、薬品への耐性を確認をすることが可能です。

アセトンは有機化合物の一種ですが、油分を溶かす働きを持っています。

アセトンは身近なものですと、ネイルを除去するのに使う除光液に使われています。

マジックよりも強めの薬品と言った方がわかりますいかもしれませんね。

ネイルをコーティングするエナメルを除去するのに使用するものなので、こちらでも耐薬品性の確認をすることが可能です。

さすがに、アセトンだとフロアコーティングを溶かしてしまう可能性もありますが、どのくらいの時間放置していても大丈夫かというところが、フロアコーティングの耐薬品性の判断に役立ちます。

耐薬品性を確認することの重要性は、特にペットを飼っている方に関係しています。

ペットの尿はフローリングの劣化に大きく関係していて、劣化を早める原因にもなってしまうんですね。

そのため、ペットのためにフロアコーティングを検討する人も多いのですが、耐薬品性=ペットの尿がフロアコーティングに影響しないかという確認にもなるんです。
⑤光沢
フロアコーティングの光沢はコーティングの種類によって異なります。

光沢が高いもの、低いものと人によって好みが分かれるところです。

フロアコーティングの光沢は一部、調整が可能な種類もありますが、基本的には調整が出来ないものと思っておいた方がいいです。

一度、施工してしまうとやり直しはできませんので、自分の好みに合ったコーティングの種類を選ぶようにしましょう。

もう一つ注意しておきたいのは、サンプルの小さな面で見るのと、実際に施工した大きな面で見るのとでは、光沢の感じ方がかなり違ってくる点です。

人によって感じ方は様々で、一概には言えないのですが、小さな面で見る方が一割、二割増しぐらい感じることが多い様ですね。

もっとしっかり確認したいということであれば、ショールームを開設している施工業者さんもあるので、そちらで実物を見てみるのも良いかもしれません。

フロアコーティングは施工するのに少なくとも10万以上、種類と施工面積によっては数十万単位で費用が掛かります。

一度施工してしまうと、後からやり直しは出来ませんので、サンプルの用意があれば必ず取り寄せて、実物を確認して見てください。

サンプルからでも得られる情報は意外と多いというお話でした。