フロアコーティング業界の繁忙期はいつ
業界ごとに繁忙期というのは必ずありますよね。
繁忙期というのは、需要がいっきに延びて問い合わせが多くなったり、受注が多くなる時期のことです。
フロアコーティング業界にも繁忙期はあって、その時期は不動産業界の繁忙期とほぼリンクしていると言って良いと思います。
というのも、フロアコーティングは新築の住宅への施工が割合として多いからです。
マンションであれば、都心ですと数百戸、数千戸の大規模なマンションもありますので、そこでフロアコーティングの需要が高まるわけですね。
新築の木造戸建の場合には数ヶ月で建物が完成しますが、マンションの場合には基礎工事も含めると規模にもよりますが、竣工するまで1年~2年の期間を要します。
予め竣工の予定というのは決められていて、8月~10月、1月~3月ぐらいの引き渡しされる物件が多い印象です。
もちろんそれに含まれない場合もありますが、マンションデベロッパーの決算なども微妙に関係していて、あえてその時期に竣工させるマンションもあるんですね。
ですので、フロアコーティング業界の繁忙期として挙げるなら、マンションの竣工が多くなる10月、3月というのが目安になるんじゃないかと思います。
繁忙期を外すと安くなるのか
繁忙期には料金が高くなり、閑散期には料金が安くなるという料金設定は、引っ越し業界をはじめ、その他の業界でも一般的になっています。
ではフロアコーティング業界はどうなの?
と言われると、繁忙期、閑散期に料金が左右されることは少ないと思います。
あとは施工会社担当者のさじ加減といった具合です。
フロアコーティングも、そこそこ認知度が上がっていて、新築住宅に限らず中古物件やリノベーション物件でも需要があります。
ですので、施工会社の規模にもよりますが、割とどこかしらの現場が動いているというのが現状です。
ということもありますので、閑散期という意識は薄いと言えますが、繁忙期は容赦なくやってきます。
受注の多い月、日になると3件、4件と職人さんの予定が詰まってしまうことも珍しくありません。
ですので、閑散期を狙う費用的なメリットは薄いですが、職人さんの予定が詰まってない時期のほうがゆっくり、より丁寧に時間を掛けて施工してくれるというのはあるかもしれません。
そんな都合は、家主さんには口が裂けても言えませんので、「うちはどんなに忙しくてもしっかり施工します」と言うしかありませんが。。。
UVを照射していくUVコーティングを除けば、フロアコーティングの施工は割と短時間で済みます。
むしろ段取りや養生、フロアコーティングの乾燥するまでの時間、待機時間の方が長いくらいなんですね。
時間が押してしまうと、どうしても乾燥時間を短縮することで帳尻をあわせようとしますので、送風機などを使用して強制的にコーティングを乾燥させて時短しようと考えます。
強制乾燥が仕上がりに影響するというわけではありませんが、少なからず埃が舞ってしまったり、焦りから仕上がりが悪くなってしまう可能背はゼロではありません。
フロアコーティングは家主さん的にも、施工会社的にも入居前に施工する方がメリットが大きいので、繁忙期と重なってしまったら施工精度のチェックは入念にした方がよいかもしれません。