Q&A フロアーコーティングは入居してても施工できる?
フロアコーティングというと新築の戸建てやマンションで検討する人の方が多い印象ですが、実は入居済みでも検討する方は多いんですよ。
入居中だと家中に家具が置いてあるので、施工は無理でしょ?と思ってしまいがちですが施工は可能です。
こちらのQ&Aにも書いてますが、入居中や中古物件でもフロアコーティングする効果は結構あるんですよね。
ただ、フロアコーティングの種類によっては臭いの問題があったりと対応していない施工業者さんもあるので、事前の施工可否の確認は必須です。
入居中にフロアコーティングの作業をする際は、家具を移動しながら施工していきます。
家具の移動はほとんどの施工業者さんが、フロアコーティングの施工料金に含めて行ってくれるところが多いですね。
ですが重量物、例えばピアノとか大型の家具は移動できないと言われてしまうこともあるので、こちらも事前確認必須となります。
リビングに隣接して和室があれば、和室に家具を移動できるので作業は割りとはかどりますし、和室がなければ半分ずつ施工していく感じです。
フロアコーティングの施工は可能といっても、入居中であるがゆえに時間的な制限も出てきます。
当日中に仕上げなければなりませんので、どの種類のフロアーコーティングでもすべての部屋を一日で施工することは物理的にちょっと難しいかもしれません。
入居中でフロアコーティングを希望される人のほとんどは、リビングと玄関からの廊下のみで検討する方が多い印象ですね。
洋室側は寝室や子供部屋などプライベートスペースになっていることがほとんどなので、フロアコーティングの必要性を感じないという家主さんも多いです。
実際、部屋がほとんどベッドに占拠されているのに、フロアコーティングをする必要はないんじゃないかと思います。
Q&A フロアコーティングはリビングだけの施工でも大丈夫なの?
もう一つ注意しなければ行けない点は、フロアコーティングの臭いです。
特に油性のフロアコーティングはコーティング剤の原液を薄めるためにシンナーを混ぜますので、施工中はものすごいシンナー臭がしてしまいます。
その臭いがカーテンや衣服に付着して、部屋に臭いが残ってしまう可能性があります。
また、場合によっては近隣住戸から苦情があることも稀にあり、特にマンションですと近隣住戸と隣り合わせなので、より注意が必要です。
水性のフロアーコーティングであれば、水でコーティング剤を薄めますのでシンナー臭がすることはありません。
油性のフロアコーティングと比べてしまうと耐久性やツヤは劣りますが、臭いが気になる方は水性のフロアコーティングを検討してみるのも良いかもしれませんね。
フロアコーティングを施工して、当日にすぐ生活して大丈夫なの?と疑問に思ってしまいますよね。
どのフロアコーティングの種類でも、本来であれば1日から1週間程度乾燥させるのが理想的です。
ですが入居中ともなるとそれは無理です。
ですので、施工する際は強制的に乾燥をさせて歩ける状態にまでしますが、最終的な強度になるまでは家主さんに注意して生活してください!とおねがいするしかありません。
ここはちょっと妥協してもらうしかないんですよね。
入居中にフロアコーティングを検討する際のポイントまとめ
入居中でもフロアコーティングを当日中施工することは可能です。
ですが
- 重量物(大型の家具、ピアノ等)は移動を断られる場合がある
- 油性のフロアコーティングはシンナー臭が残るので注意が必要
- 油性のフロアコーティングはシンナー臭で近隣住戸から苦情の可能性がある
- 当日中施工で、コーティングの強度が十分でない場合がある(歩行は可能)
などのような条件があることには留意したいところです。
また条件はフロアコーティングの施工業者さん、フロアコーティングの種類によってかわってきます。
事前の条件確認が必須ですので、その点も注意してくださいね!