Q&A フロアコーティングはリビングだけの施工でも大丈夫なの?

Q&A フロアコーティングはリビングだけの施工でも大丈夫なの?

フロアコーティングは全部部屋に施工しないとダメ?という質問を頂くことが結構あるんですよね。

結論から言うと全部屋施工しなくても大丈夫です。

フロアコーティングはリビングだけとか、リビングと廊下だけ施工して、洋室は施工しないということも可能です。

ただ、フロアコーティングを塗るとフロアコーティングの厚みが出来ますので、見切材がなかったり見切れが悪いと塗り分けの部分に段差が出来てしまって、ホコリやゴミが溜まりやすくなって筋状に黒ずんできてしまいます。

ですので、ドアの下に見切り材が入っているか、またはドア下のフローリングの見切れ方によって、コーティングの塗り分けの可否が変わってくるという条件があります。

要はフロアコーティングをそこで塗るのを止めてもおかしくないかどうか、というのがポイントになります。

洋室はプライベートな空間、例えば寝室だったり書斎、子供部屋として使うことがおおいですよね。

特に寝室であれば休むときだけしか使用しませんし、ベッドを置いてしまうとフローリングがほとんど隠れてしまうなんていう場合もあるんじゃないでしょうか。

フローリングが隠れてしまう部分が多ければ、踏むことも極端に少なくなりますし、外的要因による劣化の影響も少なくなります。

それなら、別にワックスでも十分なんじゃない?という家主さんも多くて、実際にリビングと廊下だけ施工するという家主さんも少なくないんです。

だけど光沢が高いUVコーティングですと、塗り分けた部分のツヤが違いすぎて気になるんじゃない?という人もいるかもしれません。

ですが、一般的な日本の住宅事情では洋室は6畳あれば良い方です。

ベッドを置いてみたら部屋の半分以上がベットになってしまった!なんてことが多々ありますし、しかもプライベート空間なので、お客さんに見られる場所でもありません。

それをどう考えるかではないでしょうか。

施工業者の立場からすると、すべての部屋を施工するのも、一部の部屋を施工するのも手間はさほど変わりませんから、どうせならすべての部屋を施工してもらった方が金額も高くなるので「せっかくですから全部屋やった方がいいですよ!」とオススメしてくると思います(笑)

施工する面積が少なければ、当然その分費用が安くなります。

ですので、家主さんの考え方次第ですが全部の部屋をフロアコーティングする必要はないという考え方はわたしも賛成ですね。