フロアコーティングの相場比較に相見積もりは必須!?その理由

フロアコーティングを比較検討する上で、大きなポイントになってくるのが「価格」ではないでしょうか。

フロアコーティングは、

新築で家を購入を機に、施工を検討する人が多い
新しい家に合わせて家具、家電の買い替えが多くなって出費がかさむ

といった出費が多くなるタイミングと重なってしまうことも関係して、出来るだけ費用を抑えたいと考える人が多いようです。

フロアコーティングをDIYで施工しようと考える人もいて、こちらの記事のアクセスも多くなっているんですよね。

フロアコーティングはDIYで出来る!?注意したいポイントとは

フロアコーティングは「ただ費用を安く出来れば良い」という商品ではありません。

相場よりも極端に価格が安すぎるのにはそれなりの理由があって、コストを抑えるために人件費や材料費など、どこかで費用を削っているに他なりません。

人件費ならまだよいですが、例えば濃度を薄くしたコーティング剤を使用すれば、フロアコーティングの耐久性や品質にも影響してしまいます。

フロアコーティングは「耐久性が長い」というのが一番のメリットですが、そのため一度施工してしまうと除去や剥離が難しく、特に油性のフロアコーティングはやり直しが出来ません。

◎フロアコーティングのやり直しは可能!?種類によっての可否を比較!

安さを重視しすぎた結果、施工精度や仕上がりの問題につながって、トラブルに発展してしまうというケースは結構多いんです。

そんな状況にならないためのポイントは

相場を把握し適正な価格で発注する
信頼できる施工会社か、やり取りの中で見極める

と、発注する側が出来るだけ情報を集め、フロアコーティングという商品、そして相場を理解し施工会社任せにするのではなく、知識を持っておくという点が重要になってきます。

今回は,フロアコーティングの相場を把握するために必須とも言える、相見積もりについて詳しくお話したいと思います。

相場比較に相見積もりが必須の理由とは

相見積もりとは

相見積もり(あいみつもり)とは複数の会社から同じ内容の見積もりを取ることのことです。業界に関わらず業者の間では、相見積(あいみつ)と省略して使われことが多いです。

フロアコーティングであれば同じ条件、例えば同じコーティングの種類や、同じ面積で複数の施工会社に見積もりを取ることによって、相場の判断材料になったり、価格的に条件の合う施工会社を選びやすくなるという利点があります。

フロアコーティングの比較に相見積もりが必要な理由は

希望するフロアコーティングの相場を把握する

希望するフロアコーティングの値幅を把握する

希望するフロアコーティングの適正な価格を把握する

といった点が、施工を決定する上で重要なポイントになってくるからです。

過去にフロアコーティング施工の経験があれば、おおよその価格帯のイメージは付きやすいと思いますが、初めてフロアコーティングを施工する場合にはどれぐらいの価格が相場なのか判断の基準がありません。

リフォーム工事などにも共通して言えることですが、掛かるコストは依頼する会社によって全く異なってきます。

厳密に言えばフロアコーティングの施工会社によって、コーティング剤も違えば、人件費や掛かる日数も異なってきます。

ですので、相見積もりを取ることによって、価格や値幅、適正な価格なのかを判断が可能となり、施工会社を選ぶ際の大きなポイントになってくれるというわけです。

実際に、相見積もりを取ったことによって、他の施工会社よりも数万円、条件がよければ十数万円もの価格差で発注出来る場合もあります。

◎損してるかも?フロアコーティングを検討する前に、知ってもらいたいこと!

相見積もりを取る前に

相見積もりを取る前に

フロアコーティングの種類を決めておく

フロアコーティングの施工範囲を決めておく

◎Q&A フロアコーティングはリビングだけの施工でも大丈夫なの?

というのは、最低条件です。

フロアコーティングにはUV、ガラス、シリコン、ウレタン、アクリルなどの種類があります。

種類によって耐久年数、耐久性も違えば価格も異なります。

またフロアコーティングは、施工する面積種類ごとの基準価格を掛けて費用を算出するところがほとんどです。

相見積もりは同じ条件で比較をするためのものですので、その点を違えてしまっては通常の見積もりと変わらなくなってしまいますので注意してください。

相見積もりをする際の注意点

複数の施工会社から相見積もりを取る際に、他にも注意しなければいけない点があります。

相見積もりというのを施工会社に伝えるかは、ケースバイケース

直に相見積もりを依頼する場合、断られる場合がある

相見積もりを盾に、過剰な値引きをしてはいけない

といった点です。

【相見積もりというのを施工会社に伝えるかは、ケースバイケース】
【直に相見積もりを依頼する場合、断られる場合がある】

施工会社の立場からすると相見積もりの場合、価格競争になるのは目に見えています。

見積もりは無料というのが一般的ですが、実際には見積もり作成にもコストは掛かっていますので、施工会社の方も価格競争で振り回されるのを嫌い、相見積もりの場合には断られるケースもあるので注意してください。

というのもあって、相見積もりを施工会社に伝えるかは、ケースバイケースと記載しました。

わたし個人的な考えでは、施工会社とは発注後やアフターメンテナンスまでの付き合いとなりますので、信頼関係を築くためにも「相見積もりである」というのは最初に伝えた方が良いと思っています。

もしそれで断られるようであれば、縁がなかったと諦めるしかありません。

相見積もりでも快く対応してくれる施工会社であれば、発注する側としても「やる気のある業者さんだな」と思えると思えます。

発注する側、受注する側双方が納得できる形で発注するところまでいけば、その時点で信頼関係は築けているものと思います。

【相見積もりを盾に、過剰な値引きをしてはいけない】

よくやってしまいがちなことですが、相見積もりを武器に過剰な値引きを要求することには注意してください。

相場と見比べて、これぐらいなら大丈夫かな?という価格のポイントがあると思いますし、施工会社の方もこれ以上は無理という価格があるはずです。

過剰な値引きを要求してしずぎて、あげく決裂してしまってはせっかくの労力が無駄になってしまいかねません。

わたしが施工会社の立場であれば、対応出来ない値引きには「対応出来ません」とハッキリ言ってしまいます。

もしそれで「それなら発注できない」と言われてしまっても構わないスタンスです。

経験上、そういった無理な要求をしてくる家主さんほど、後々なにかしらのトラブルになることが多いと感じています。

相場より安い!だけで選んではいけない

相見積もりを取らずに、フロアコーティングを即決してしまうケースがあります。

それは、特に新築のマンションに多いケースですが、フロアコーティング業者が突然訪問してくる訪問販売による契約です。

訪問販売業者は突然訪ねてきて、「今決めてくれたら、この価格で出来ますよ」と極端に安い見積もりを提示して家主さんの心を揺さぶってきます。

決めゼリフはだいたい

「今決めてくれたらこの価格で」
「今決めてくれたら〇〇をサービスします」
「この機会を逃すと後悔しますよ」

とサービス、機会損失、後悔するかもしれないという「お得感」と「不安」を煽って、即決を迫ってくるのがお決まりのパターンです。

そういった、訪問販売業者の中には

コーティング剤の濃度薄めて施工する

数年後には連絡が取れなくなってしまう

メンテナンス対応になると途端に対応が悪くなる

などの悪質な施工会社が存在していて、業界内ではよく聞こえてくる話です。

◎契約してはいけない!相場より極端に安いフロアコーティングの悪質訪問販売

すべての訪問販売が悪質とは言いませんが、中にはマンションの点検、管理会社や建設会社を名乗って家に入り込み、

「今やっておかないとカビが発生しますよ」
「今やっておかないと大変なことになりますよ」

となどどメンテナンス的な不安をも煽って、即決契約まで持っていくという悪質な手口が実際に横行しています。

そんな時にも、相見積もりを取って相場を把握していれば「なんだか異常に安いな」と不自然さに気づけるはずです。

そもそも数万、数十万の費用が掛かるフロアコーティングを、何の検討もなく即決で決めるべきではないと思います。

もし、誤って訪問販売で契約してしまっても法律でクーリングオフの対象となりますので、慌てず「契約を解除」する旨を訪問販売業者に伝えましょう。

「契約を解除」の連絡をした際には、その施工会社の本来の姿を思い知ることになると思います。

複数の会社に相見積もり依頼は意外と面倒

一社ずつ連絡をする
希望するフロアコーティングを伝える、説明を聞く
間取り図面をやり取りする
見積もりに対してのやり取りをする

相見積もりを取るだけでも、一社ずつこれだけのやり取りしなければなりません。

2~3社でも面倒と感じてしまいますが、4社、5社ともなってしまうと尚更です。

他にもやらなければならないことがあるのに、想像以上の労力が掛かってしまいますよね。

そこでフロアコーティングを比較検討をしている家主さんが活用しているのが、フロアコーティングの一括見積もりです。

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今や車の買い取りや、引っ越しなどでは当たり前になっていますが、住宅業界でも家の売却やリフォームの一括見積もりもあるくらいなので特別なことではありません。

見積もりは無料でとれますし、なにより一社ずつやり取りするわずらわしさがないのはありがたいですよね。

フロアコーティングの一括見積もりと提携しているフロアコーティング会社は限られていますが、フロアコーティングを専門している施工会社の中では中堅、大手ばかりでした。

フロアコーティング業界自体、規模が小さいので大手と言っていいのかはわかりませんが、施工実績の多い会社ほど実際に施工した人の口コミも多いので、情報を得やすいというのはメリットになると思います。

ただ、注意しなければいけないのは口コミを全て鵜呑みにしないことです。

口コミはいくらでも偽造できてしまいますので、相見積もりを取って施工会社が絞れた際には、実際に担当者とやり取りをしてみて信頼できる施工会社なのか見極めてください。

しつこいようですが、フロアコーティングは施工して終わりではありません。

長い目で見れば、不具合が出てしまうケースも多くあります。

ですので、アフターメンテナンスにおいてもしっかり対応してくれる施工会社が一番の理想というのは意識しておきたいポイントです。

まとめ

フロアコーティングの費用を抑えるためにも、相見積もりの重要だということがおわかりいただけましたでしょうか。

相見積もりはフロアコーティングの相場、費用を把握するのに大いに役にたってくれますし、武器にもなってくれるということですね。

ただ、あまり武器を振りかざしすぎては、施工会社のやる気を失わせてしまうことにもなりかねませんの加減も大事です。

相見積もりはあくまでも導入部分ですので、実際には施工会社の担当者とある程度やり取りをしてみて、対応や雰囲気を感じ取ることも忘れないでくださいね。