まめ吉さん!こんどはガラスコーティングの特徴、メリットについてお話していきますね!
フロアコーティングの検討においてUVコーティングと並んで人気があるのが、ガラスコーティングです。
UVコーティングは光沢が強くてフローリングがビカビカになってしまうんですが、ガラスコーティングはそこまで光沢が強くないので高耐久、ナチュラルな光沢を求めるなら最適なフロアコーティングです。
そうなんですにゃん。
UVコーティングの説明を聞いてちょっと引っかかったのが光沢なんですにゃんね。
あまりにも光沢がありすぎるのはちょっとと思ってしまいますにゃん。
ガラスコーティングってどんなフロアコーティング?
ガラスコーティングは無機コーティングとも呼ばれていて、無機はコーティングの名の通りガラス原料のことを指しています。
ガラスコーティングの塗膜はとても硬く、塗膜の硬さで比べれはUVコーティングよりも優れているんですね。
また硬い塗膜は平滑性にも優れていて、汚れも定着しにくいという防汚性にも優れたフロアコーティングです。
無機の塗膜という特徴から酸化による劣化が少ないので高耐久、長期間フローリングを保護できるというわけなんです。
ガラスコーティングと言えば自動車のコーティングを思い浮かべる人もいるんじゃないでしょうか。
自動車のガラスコーティングもフロアコーティングと同じくガラス原料を含有しているコーティングです。
屋外で常に紫外線や風雨にさらされることを想定しての商品なので、それだけ防汚性や耐久性に優れていると言えるでしょう。
なるほどですにゃん。
UVコーティングは強制的に乾燥させるのに対して、ガラスコーティングはコーティング剤が無機という特徴を持っているということですにゃんね。
コーティング剤の違いがメリット・デメリットにどう影響してくるのか興味深いところですにゃん!
ガラスコーティングの耐久性、耐久年数は?
比較サイトと提携のある三十数社のガラスコーティングの耐久年数を全て調べたところ、耐久年数、もしくは保証期間を20年と謳っているところが一番多かったですね。
なかには住宅ローンの期間を意識してか、35年という超ロングな耐久年数を記載している施工業者さんもありました。
実際にそこまでの耐久性があるのかは疑問ですが、少なくともUVコーティングとほぼ同等の耐久年数があるというのが人気を二分している要因かと思います。
35年ですかにゃん。。。なんだかそこまで長いと逆にちょっと疑わしくなってしまいますにゃんね。
光沢も高過ぎず、耐久年にも優れている点はまめ吉にとっても魅力的ですにゃん!
ガラスコーティングの特徴・メリット
UVコーティングの塗膜の硬さが5H程度に対して、ガラスコーティングの塗膜の硬さは9Hから商品にはよっては10H以上の硬さを謳っている商品もあるんです。
単純に数字が大きほうが硬度が硬く、ひっかきキズにも強いということになります。
フロアコーティングの塗膜はとても薄いものなで、硬度がそこまで重要か?と言われればそこまででもないんですけど、歩行による擦りキズ(ひっかきキズ)には強いというメリットがあります。
UVコーティングの場合は光沢の調整が出来ずにビカビカになってしまいますが、ガラスコーティングは光沢の調整が可能なものが多いです。
過剰に光沢が出てしまうことによって、フロアコーティングのナチュラル感や木目の質感が損なわれてしまうと感じる人もいるんですよね。
光沢の具合は好き嫌いが分かれるところなので、光沢の調整が出来ないUVコーティングに較べると選びやすいという利点があります。
フロアコーティングについた汚れは拭けば簡単にとれますし、例え油性のマジックで落書きしてしまったとして簡単に落とすことが可能です。
通常のワックスだと徐々に汚れが表面に蓄積されていってしまいますが、ガラスコーティングの場合は汚れが定着するのを防いでくれます。
ガラス原料を含むガラスコーティングの特徴と言っても良いでしょう。
UVコーティングをはじめとしたフロアコーティングはワックスよりも塗膜が厚く、汚れや水を弾くのにロウやオイルを成分として含ませる必要がないのでコーティングすると滑り止めの効果が得られます。
ガラスコーティングは特に優れた防汚性があって、滑り止めの効果があるとなるとペットを飼っている人にも良い選択と言えるんじゃないでしょうか。
ガラスコーティングの特徴・デメリット
UVコーティングと同じくガラスコーティングのコーティング剤には施工性を高めるために溶剤が使用されていています。
フロアコーティングを施工する際に強烈なシンナー臭がともなってしまうんですね。
戸建てや新築マンションの入居前施工でしたら特に問題は起こらないと思いますが、近隣住戸が入居済みの場合には強いシンナー臭で苦情がくることも考えられます。
ガラスコーティングはガラス原料を含んだ無機コーティングを呼ばれていますが、残念ながら完全に無機質とは言えません。
それはコーティング剤の施工性を高めるために混ぜられる溶剤が有機物だからです。
完全に無機質であれば窓ガラスのように紫外線や酸化の影響を受けにくいのですが、溶剤で希釈する程度によってはその影響を受けやすくなるということになります。
コーティング剤を希釈する程度がガラスコーティングの質に影響するため、いかに少ない希釈でコーティング剤の施工性を高められるかポイントになってきます。
ですがあまりにもコーティング剤の粘度が高すぎると、コーティングの塗膜が必要以上に厚くなってしまいヒビ割れや白濁の原因となってしまう場合があるんです。
コーティング剤の調合と施工レベルが特に求められるフロアコーティングと言っても良いと思います。
ガラスコーティングは塗膜こそ薄いものの、フローリングとの密着性がとても高いのでワックスや水性コーティングの様に剥離剤を使っての剥離が出来ません。
一度施工してしまうと二度と完全に除去することが出来なくなってしまうということです。
除去することが出来ない=やり直しが出来ないということになりますので、フロアコーティングを検討する際にはそれを念頭において信頼できる業者選び、種類選びをしなければならないということになります。
本施工もさることながら、万が一があったときのアフターの対応の良し悪しもかなり重要になってきます。
コーティングに不具合があった場合には、その部分だけコーティングを削って再塗装する復元は可能です。
デメリットとはちょっと違いますが、UVコーティングと同じく耐久年数、保証年数が長いからといって絶対安心ということにはならいことは意識してください。
無機コーティングと言えど経年で徐々に劣化はしていきます。
塗膜の硬度があると言ってもひっかきキズへの耐性基準なので物を落とせば凹みますし、キズが付かないなんてことはありません。
フローリングが素の状態よりも汚れにくく、キズ付きにくいというだけです。
施工業者さんの保証内容にもよりますが、家主さんの過失によるフロアコーティングのキズや不具合は保証の対象外となっているはずです。
コーティングの剥離が出来なく、耐久性がとても高いということは万が一キズを付けてしまった際の手直しの費用が高く付く場合が多いんですね。
「こんなちょっとなのにこんなに高いの!?」なんて思っているよりも修理費が高くてビックリしたなんてよくある話なんです。
「何十年保証だから安心」とアフターケアについてあたかも安心感を感じさせる誇大な広告にも問題があると感じなくもありません。
ですが、それがある現状では注文する側もどのような場合に保証の対象となるのかしっかり内容を把握しておく必要があります。
ガラスコーティングでよく聞かれるトラブルは?
・密着不良によるムラ
・塗膜のヒビ割れ
・家主の過失によるキズの補修が思っていたより高額だった
ガラスコーティングという名称から、スマートフォンに貼るようなガラスフィルムの様な厚みを想像してしまうかもしれません。
ですが、ガラスコーティングの塗膜はとても薄くてフローリングとの密着性が高いので通常はパリパリと剥がれてくるようなことは考えられません。
もしその様なケースがあったとしたらコーティング剤の希釈が不十分での塗膜が厚くなってしまったか、下地処理が不完全で密着不良がおきているかのどちらかが考えられます。
また、UVコーティングと同じくガラスコーティングはやり直しが出来ないので不具合のあった部分は部分補修で手直しすることになります。
施工完了時のチェックが細かすぎて手直しの箇所が多くなってしまうと、手直しすればするほど状況が悪くなってしまう可能性もあるんですね。
実際、手直しにつぐ手直しで状況は悪くなる一方、「こんなことなら元にもどして」と施工業者さんと険悪な関係になってしまったという話もフロアコーティングのトラブルとしては少なくありません。
手作業によるものというのを踏まえて、指摘すべきところはしっかり指摘し、許容できるところは許容するといったスタンスも時には必要とだ感じています。
そう考えると、やり直しが出来ないUVコーティングやガラスコーティングはあまり神経質な人には向いていないのかもしれません。
かなりネガティブなお話をしてしまいましたが、実際にあり得る話なので知っておいても損はないと思います。
特にガラスコーティングはUVコーティングと違って自然乾燥なので、コーティング剤の調合から始まって施工の技術までを高く求められるコーティングです。
コスト優先という気持ちもわからなくはありませんが、見積もりを比較した時にあまりにも安価な見積もりには注意を払いたいところです。
リスクを軽減するためにはコストの比較だけではなく、コーティングの種類選定、施工業者さんの選定もいかに重要かという点を意識してほしいということなんですね。
ネガティブキーワード続出でちょっとビックリしましたにゃん。
でも実際にあることなんですにゃんね。
施工業者さんの選定がいかに大事か肝に命じておきますにゃん。
ガラスコーティングはどんな人に向いてる?
◎フロアコーティングに高い耐久性を求める人
◎費用をかけてでも一度の施工でフローリングのメンテンナスを楽にしたい人
◎UVコーティングほどの光沢を出したくない人
◎フローリングのナチュラル感を損ないたくない人
◎ペットの尿や汚れが気になる人
01.耐久性 ★ ★ ★ ★ ★ 耐久年数20年~35年
02.防汚性 ★ ★ ★ ★ ★
03.塗膜厚 ★ ★ ★ 塗膜は普通
04.塗膜硬 ★ ★ ★ ★ ★ UVよりも硬い・耐摩耗性に優れる
05.乾燥性 ★ ★ 自然乾燥・24時間~48時間
06.光沢 ★ ★ ★ 光沢は抑え気味
07.費用 ★
08.安全性 ★ ★ ★ 施工時に刺激臭有
09.ペット ★ ★ ★ ★ アンモニア等耐薬品性有
10.補修 ★ 部分補修可能
11.剥離 ✕ 剥離不可
12.再施工 ✕ 再施工不可
まとめ
ちょっとマイナス面を強調してしまったのでガラスコーティングに不安を感じさせてしまっかもしれませんね(笑)
ですけどガラスコーティングは数あるフロアーコーティングの中でも抜群の耐久性と塗膜の硬さを誇っています。
ですので、しっかりとした施工業者さんに依頼すればまめ吉さんの満足出来るフロアーコーティングになることは間違いありません。
まめ吉さんのニーズから考えると、わたしもガラスコーティングが一番マッチしているんじゃないかと思いますよ!
さとみさんにそう言ってもらえるとまめ吉も安心ですにゃん!
ここまで来たら他のコーティングのことも教えてもらった上で、最終的な判断をしたいと思いますにゃん!
そうですね!
せっかくですから他のフロアコーティングのお話も知っておいてください!