「フロアコーティングってなんだか種類がいっぱいあって、どれを選んだいいのかよくわからない」なんて人も少なくありません。
施工業者さんによっても名称や成分が異なって、ほんとうに種類がありすぎて迷ってしまいますよね。
フロアコーティングの名称は施工業者さんによって違いますが、主成分によって系統分けができてしまうんです。
その系統分けしたフロアコーティングの性能を、ざっと知識として押さえておけばグッと選びやすくなるはずです。
ちなみにフロアコーティングの中で人気を二分しているのが、UVVコーティングとガラスコーティングです。
この2種類のフロアコーティングは、最も耐久性、耐久年数に優れているのがの特徴です。
引っ越ししてしまったら家具も置いちゃうし、フロアコーティングの再施工は大変だし、手間もかかるというのが大きなポイントとなって耐久性、耐久年数に優れたフロアコーティングを費用を掛けててもはじめから施工してしまおうという人が多いからなんです。
また複数の施工業者さんが耐久性や耐久年数が高いの売りに、このどちらかのフロアコーティングをイチオシ商品として販売しているというのも影響しています。
フロアコーティングは耐久性、耐久年数に優れていた方が有利なのは確かですが、生活が始まってからのメンテナンス性も重要になってきます。
その辺もふまえたフロアコーティング選びがポイントにもなってきますので意識してみてくださいね!
それでは各系統のフロアコーティングの性能を一覧にしてみましたので参考にしてみてください!
フロアコーティングを12項目で性能比較!
悪 1 2 3 4 5 良
01.耐久性 ★ ★ ★ ★ ★ 耐久年数20年~30年
02.防汚性 ★ ★ ★ ★ ★
03.塗膜厚 ★ ★ ★ ★ ★ 塗膜が厚い
04.塗膜硬 ★ ★ ★ ★ 耐摩耗性に優れる
05.乾燥性 ★ ★ ★ ★ ★ UV照射の強制硬化・即日入居可
06.光沢 ★ ★ ★ ★ ★ 強光沢
07.費用 ★ コーティングの中でも一番高い
08.安全性 ★ ★ ★ 施工時に刺激臭有
09.ペット ★ ★ ★ ★ アンモニア等耐薬品性有
10.補修 ★ 部分補修可能
11.剥離 ✕ 剥離不可
12.再施工 ✕ 再施工不可
◎施工時間が最短1日と短い
◎UV照射による強制硬化で即日入居も可能
◎強制硬化のため天候による乾燥時間の影響を受けない
◎耐久性、耐久年数、防汚性、耐薬品性に優れる
◎光沢が高い(好みによる)
◎滑り止め効果
▼施工時にシンナー臭がともなう
▼一度施工してしまうと剥離が不可能
▼施工に熟練した技術が求められる
▼施工コストが高い
▼家主の過失によるキズ補修の場合、費用が高い
▼光沢が高い(好みによる)
悪 1 2 3 4 5 良
01.耐久性 ★ ★ ★ ★ ★ 耐久年数20年~35年
02.防汚性 ★ ★ ★ ★ ★
03.塗膜厚 ★ ★ ★ 塗膜は普通
04.塗膜硬 ★ ★ ★ ★ ★ UVよりも硬い・耐摩耗性に優れる
05.乾燥性 ★ ★ 自然乾燥・24時間~48時間
06.光沢 ★ ★ ★ 光沢は抑え気味
07.費用 ★
08.安全性 ★ ★ ★ 施工時に刺激臭有
09.ペット ★ ★ ★ ★ アンモニア等耐薬品性有
10.補修 ★ 部分補修可能
11.剥離 ✕ 剥離不可
12.再施工 ✕ 再施工不可
◎UVよりも塗膜の硬度が高く、耐摩耗性に優れる
◎耐久性、耐久年数、防汚性に優れる
◎光沢が抑え気味、ナチュラルな光沢(好みによる)
◎滑り止めの効果
▼施工時にシンナー臭がともなう
▼一度施工してしまうと剥離が不可能
▼施工に熟練した技術が求められる
▼施工コストが高い
▼光沢が抑え気味(好みによる)
▼家主の過失によるキズ補修の場合、費用が高い
悪 1 2 3 4 5 良
01.耐久性 ★ ★ ★ ☆ 耐久年数5年~20年
02.防汚性 ★ ★ ★ ☆
03.塗膜厚 ★ ★ ★ 塗膜は普通
04.塗膜硬 ★ ★ ★ 硬度は普通
05.乾燥性 ★ 自然乾燥・24時間~48時間
06.光沢 ★ ★ ★ ★ 高光沢
07.費用 ★ ★ ★
08.安全性 ★ ★ ★ 施工時に刺激臭有
09.ペット ★ ★ ★ ★ アンモニア等耐薬品性有
10.補修 ★ ★ 部分補修可能
11.剥離 ★ 剥離はなんとか可能・かなり大変
12.再施工 ★ 再施工できなくもない
◎ある程度耐久性、耐久年数があってコストも安い
◎防汚性、耐薬品性に優れる
◎光沢が高い(好みによる)
◎滑り止めの効果
▼施工時にシンナー臭がともなう
▼自然乾燥のため乾燥時間が長い
▼光沢が高い(好みによる)
▼経年により劣化、変色する可能性がある
▼剥離できなくもないがかなり大変
悪 1 2 3 4 5 良
01.耐久性 ★ ★ ★ 耐久年数5年~10年
02.防汚性 ★ ★ ★
03.塗膜厚 ★ ★ ★ 塗膜は普通
04.塗膜硬 ★ ★ ★ 硬度は△
05.乾燥性 ★ 自然乾燥・24時間~48時間
06.光沢 ★ ★ ★ 光沢は普通
07.費用 ★ ★ ★
08.安全性 ★ ★ ★ 施工時に刺激臭有
09.ペット ★ ★ ★ アンモニア等耐薬品性△
10.補修 ★ ★ ★ 部分補修可能
11.剥離 ★ ★ 剥離はなんとか可能・かなり大変
12.再施工 ★ ★ 再施工できなくもない
◎ある程度耐久性、耐久年数があってコストも安い
◎防汚性、耐薬品性に優れる
◎光沢が抑え気味、ナチュラルな光沢(好みによる)
◎滑り止めの効果
▼自然乾燥のため乾燥時間が長い
▼光沢が抑え気味、ナチュラルな光沢(好みによる)
▼経年により劣化、変色する可能性がある
▼剥離できなくもないがかなり大変
悪 1 2 3 4 5 良
01.耐久性 ★ 耐久年数2年~5年
02.防汚性 ★ ★ ★
03.塗膜厚 ★ ★ ★ 塗膜は普通
04.塗膜硬 ★ ★ 硬度は▽
05.乾燥性 ★ 自然乾燥・24時間~48時間
06.光沢 ★ ★ 光沢は抑え気味
07.費用 ★ ★ ★
08.安全性 ★ ★ ★ ★ ★ 施工時に刺激臭は無し
09.ペット ★ ★ アンモニア等耐薬品性△
10.補修 ★ ★ ★ ★ ★ 部分補修可能
11.剥離 ★ ★ ★ ★ ★ 剥離可能
12.再施工 ★ ★ ★ ★ ★ 再施工可能
◎ワックスより耐久性、耐久年数がある
◎他のフロアコーティングに比べコストが安い
◎剥離が可能、再施工性がとても優れている
◎光沢が抑え気味、ナチュラルな光沢(好みによる)
◎滑り止めの効果
▼耐久性、耐久年数が少ない
▼自然乾燥のため乾燥時間が長い
▼光沢が抑え気味、ナチュラルな光沢(好みによる)
▼耐薬品性に劣る
▼経年により劣化、変色する可能性がある
こう見ていくとそれぞれのフロアコーティングの特徴が比較しやすいんじゃないかと思います。
フロアコーティングは耐久性や耐久年数が優れていると言うだけでは判断基準にならない点は意識しておいてください。
フロアコーティングといっても塗膜は想像するよりも薄いものなんです。
ものを落とせばフロコーティングもフローリングもキズ付くのは避けられません。
小さなお子さんがいる場合、ペットを飼っている場合にはメンテナンスのことも考えておかなければなりません。
いくら耐久年の高いフロアコーティングをしていても床へのキズも日常的なものなってしまいます。
直す範囲にもよりますが、いざ直そうと思って見積もりを取ってみたら想像以上に高額だったなんてこともありえるんですよね。
耐久性の高いフロアコーティングは剥離が出来ないので、補修も再施工もそれだけ大変で費用も高額になってしまうということが言えるんです。
フロアコーティングを検討するにあたっては限りある予算の中で、必要とするフロアコーティングの性能を考慮し、経年劣化していくフロアコーティングのメンテナンス性はどうなのか、など総合的に生活環境合ったフロアコーティング選びが大事なんじゃないかと思います!