さとみさん!
ネットでいろいろ調べていたら、自分でフロアコーティングしている人がいましたにゃん!
その人は施工業者の見積もりが数十万だったのが、自分で施工したから数万円に費用が抑えられたって書いてありましたにゃん。
フロアコーティングってDIYでできるものなんですにゃん?
もしDIYで出来るなら、まめ吉も検討してみたいですにゃん。
自分でフロアコーティングですか?
コーティング剤はネットで購入することができますので、出来るといえば出来ますがフローリングの種類、コーティング剤の種類によっては注意しなければならない点が多々ありますね。
お話は出来ますけど、ほんとうに自分でやるつもりなんですか?
正直言って、そんなに器用な方ではないですにゃんから自信はないですにゃん(笑)
でもネットではすごいキレイに出来た!って書いてあったんですにゃんね。
なので、まめ吉にもできるんじゃないかと思ったですにゃん!
専門家の意見を聞いてみたいと思ったですにゃん!
わかりました!
まめ吉さんがそうおっしゃるなら、
・DIYでフロアコーティングは出来るのか?
・施工する際の注意点
など詳しくお話していきましょう!
フローリングの種類とDIYの向き不向き
フローリングの種類とは?フロアコーティングするなら知っておきたい!
- 複合フローリング → ◯(DIY可能)
- シートフローリング → ▽((施工できない、もしくは不向き)
- 無垢フローリング → ▽((施工できない、もしくは不向き)
現在、主流となっているフローリングです。市販されているフロアコーティング剤も複合フローリングへに塗ることを前提にした商品が多いです。市販のワックスにも同様のことが言えます。ですので、DIYでフロアコーティングをすることが可能です。
現在、急速に普及しているフローリングです。将来的にはおそらくシートフローリングが主流になるでしょう。
シートフローリングはノンワックスフローリングとも呼ばれ、フローリングの表面にもともと強化コーティングが施されています。
ワックスやフロアコーティングを塗ろうと思っても、弾かれてしまうわけなんです。弾かれてしまうということは、ムラになったり、剥離の原因となってしまいます。
シートフローリングへのフロアコーティングの施工は専門業者の間でも施工できる、出来ないの意見が別れていて、施工するにしてもプライマー処理(塗料のくっつきやすいようにする接着剤)が必要な場合がほとんどです。
それをDIYで施工しようと思えば、かなり知識のある人、コーティング慣れしている人に限られてしまいます。ですので、フロアコーティングのDIYは出来ない、不向きということになります。
また、シートフローリングはそのつくりからメンテンスの仕方によっては、複合フローリングよりも劣化しやすいと言えるんですね。特に水分との相性が悪いのでフロアコーティングを塗った後のメンテナンスのことも考えておくべきだと思います。
無垢フローリングは木そのものなので、水分の吸い込みがものすごく多いのが難点です。
ワックスやフロアコーティングをしたとしても、木の内側に吸い込まれてしまって、多少の撥水効果は得られるかもしれませんが、本来の効果は得られないと思ったほうがようでしょう。
専門業者がフロアコーティングをする際には、コーティング剤が吸い込まれてしまわないよう粘度高いコーティング剤を使用するか、もしくは水分を吸い込まないように下地処理をしてから施工します。
そういったことから、フロアコーティングのDIYは出来ない、不向きということになります。
フロアコーティングはDIYでできるのか?
フロアコーティングがDIYで施工できるのか?という点にですが、フロアコーティング剤が手に入れば自分で施工することは可能です。
複合フローリングに対応したフロアコーティング剤はネットで販売されていますので、畳数に合わせて必要な量のコーティング剤を購入すれば良いでしょう。
市販されているコーティング剤の中に油性のものがあったのは、ちょっと気になる点です。
油性は耐久性が高い代わりに、コーティング剤の濃度が高くて塗りムラが目立ってしまったり、白濁してしまいやすく、施工が難しいという側面があるんですね。
ワックスの施工などで慣れている、知識のある人が自分で施工する分には問題ない商品なのかなとは思いますが、初めての施工で、油性のフロアコーティングをする場合には、慎重になる必要があります。
油性フロアコーティングは床にペンキを塗っているようなもので、剥離できませんし、やり直しも出来ません。
施工にはコツが入りますし、それ以外にも注意しなければいけない点がいろいろとあります。
自分で施工するということは、すべてが自己責任になります。
油性に挑戦するにしても、万が一失敗してしまった場合に自己責任と割り切れるかどうか、よくよく考えてからの方がよいでしょう。
市販のフロアコーティング
※いずれも複合フローリングに施工することを前提にしたフロアコーティング剤ですので注意してください。
アマゾンや楽天で調べてみると、種類は多くありませんが自分で施工出来るフロアーコーティング剤の販売がありました。
探せばもっといろいろなフロアコーティング剤が出てきますが、怪しい商品あったのでレビューの多い商品のみピックアップしてみました。
こちらは油性のガラスコーティングです。耐久年数が20年となっているので、市販のコーティング剤としては,よりプロ仕様に近いものなんじゃないかと思います。
ですが、こちらのコーティングはさきほど言ったように油性なので剥離、やり直しが出来ませんのでとっても注意が必要です。
レビューの件数も多くて、耐久性にひかれて多くの方が自分で施工しているようですが、上手くいった!という人もいれば、失敗した!という人もいます。
20年耐久とは記載されていますが、保証とはどこにも記載されていません。
考えてみれば、自分で施工するのに保証がつく商品なんてことはありませんので、よほど施工に自信がある人、失敗しても割り切れる人しか手を出さないほうが良いんじゃないかと思います。
こちらの商品もガラスコーティングですね。ハードコーティング剤と記載されているので、油性のコーティング剤です。
耐久年数については特に記載がありませんが、硬度が9Hと記載されいるのでガラスコーティングと思ってよいと思います。
レビューは少ないのですが、
・コーティングに必要な道具(モップ、スポンジ)などがセットになっている
・動画を見る限りコーティング剤の粘度が低く、DYIの施工でもムラになりにくい
・動画で塗り方の手順が解説されているので、DIYでも施工しやすそう
という観点からピックアップしました。
耐久年数の記載がないのが残念ですが、油性のガラスコーティングですと少なくとも10年以上を期待したいところです。
フローリングのワックスといえば必ず名前が出てくる、リンレイの水性のワックスコートです。
フロアコーティングとは記載されていませんが、アクリル・ウレタン樹脂という成分と耐久年数が2年もあるので、ほぼ水性のフロアコーティングと言っても良い商品です。
親切にモップとセットになったものも販売されていますので、初めて施工される方でも施工しやすい商品だと思います。
フロアコーティングのDIYで注意したいポイント
・フローリングの種類とコーティング剤が適合しているか確認する
・自分で施工出来るフロアコーティング剤か確認する(特に油性)
【施工する時】
・既存のワックスは剥離して施工した方がよい
・掃除、換気は入念に
・いきなり全部施工しない
・夜に施工しない
・雨の日や湿度が高い時は施工しない
・コーティング剤が完全硬化するまでの日数を確認しておく
・コーティング剤が乾いてもすぐに家具などの設置は避ける
【コーティング剤購入時】
フローリングにも種類があるのはお話しました。
フロアコーティング剤にもフローリングの種類によって適合する、しないがあります。
フロアコーティングの施工会社も、事前にフローリングメーカーや品番がわかれば適合するかの試験、過去にフロアコーティングの施工実績があるかないか、問題なかったのか確認しています。
例えば戸建て住宅で稀に使われる無垢材のフローリングなんかは、無垢なので水分の吸い込みが激しすぎてフロアコーティングするのに向いていません。
複合フローリングやシートフローリングも油性の溶剤が含まれたフロアコーティングだと、稀に塗装が剥げてしまったり、プリント面に影響が出てしまったりする場合もあるので注意が必要です。
水性のフロアーコーティングはワックスに近いものなので、影響する可能性はかなり低いですが、それでも自己責任となってしまいますので確認できるところは確認しておくのに越したことはありません。
大事なことなのでちょっとしつこいですが、油性のフロアコーティング剤は特に注意してください。
やり直しが出来ません。
コーティング剤の濃度が高い(粘度が高い)ので塗りムラがとても起きやすいですし、もしゴミが混入したまま硬化してしまったら、そのまま20年のお付き合いになってしまいます。
それは冗談ですが、やはり慣れてる人以外は自分で施工するのに向いてないのかなとわたしは思います。
【施工をする時】
必ずではありませんが、フロアコーティング施工会社では既存のワックスを剥離してから施工することがほとんどです。
理由はワックスの上にフロアコーティングをしてしまうと、反応して白濁してしまったり、フロアコーティングの剥がれが起きてしまう場合があるからなんです。
ワックスとフローリングは密着性がそれほど高くないので、ワックスの上にフロアコーティングしてもワックスが剥がれてしまうとフロアコーティングも剥がれてしまいます。
また、ぶっちゃけたお話をしてしまうと引渡し時に施工されているワックスってほんと簡易なもので、結構ゴミとか入ってたりするんですよね。
新築マンションの場合ですと、引渡し間近で時間がないところでワックスを掛けていく状況なので、結構大雑把な施工になってしまうんです。
そんなワックスの上にフロアコーティングしていまうとゴミが混入していることがあって、フロアコーティングの施工会社の責任になってしまいますので剥離してしまうことが多いです。
自分でフロアコーティングする場合も、既存のワックスの仕上がり具合はチェックしておいた方がよいと思います。
既存のワックスにも通じる話ですが、フロアコーティングで一番大事なのは塗る前の下準備です。
・ワックスの剥がし忘れている部分はないか
・剥離したワックスが塊になっていないか
・髪の毛やゴミが落ちていないか
・小さな埃が大気中に舞っているので換気は必須
施工会社も施工の際は、かなり入念に掃除、換気は行います。
フロアコーティングすると光沢が出るので、特に濃い茶系のフローリングはゴミの混入がとても目立つんです。
施工前に2回、3回とゴミや埃が落ちていないか確認します。
掃除はいくら完璧にやったとしても、どうしても細かいゴミは取りきれません。
なので自分でやる場合は、少しぐらいはしょうがないという気持ちも必要だと思います。
初心者の人にありがちなんですが、いざ施工しようと思うと慌てていきなり全部塗りきってしまおうとしてしまうんですよね。
フロアコーティングをキレイに塗る感覚も掴まずに、いきなりの全面施工はオススメできません。
まずは失敗しても目立たないクローゼットなど、小さい面積を塗って感覚を掴んでからの方が失敗する確率は少なくなります。
同じコーティング剤なら部屋ごとに施工しても違いが出ることはありませんので、洋室、廊下、リビング・ダイニングと区切れるところは区切って施工する方がオススメです。
[itemlink post_id=”5916″]この様なマスキングテープを使って、フローリング1枚1枚の区切れを利用して塗り分ければ塗りやすいです。
区切るというのはこんな感じですね。
変なところで区切ってしまうとコーティングに段差が出来てゴミが溜まりやすくなってしまうので、必ず1枚1枚の区切れの部分で塗り分けしてください!
もちろんプロはいっきに全部仕上げていきますが、それは経験と知識があるから出来ることなんですよ。
これも結構重要です。
ワックスもそうなんですが、夜の施工すれば翌朝には乾いているだろうと施工したらゴミだらけ、塗りムラだらけだったなんてよくあることなんです。
暗いところだと小さなゴミは気づきませんし、塗りムラも見つけにくいんですよ。
ですので、日中に明るいところで施工するのをオススメします。
まず、雨の日や湿度の高い日はコーティングがなかなか乾きません。
湿度が高いとコーティングが白濁してしまう場合もあるんですよね。
窓も開けれないので換気も十分にできませんので、天気の悪い日はフロアコーティングの施工に向かないと言ってよいでしょう。
プロはそんなこと言ってられないので、部分的に業務用の扇風機で強制乾燥させながら仕上げていきます。
・コーティング剤が乾いてもすぐに家具などの設置は避けるく
水性のフロアコーティングは割りと早く乾燥しますが、それでも完全に硬化するまで1日~3日ぐらいは様子を見たほうがよいですね。
歩行できる程度に硬化していて完全に硬化していない場合があります。
完全に硬化してないところに荷物を置いたりすると、擦り傷の原因になってしまいます。
油性のフロアコーティングの場合は特に注意が必要で、完全硬化までに1週間程度掛かる場合があります。
コーティング剤によって日数が異なりますので、確実に確認しておいてください。
自分でフロアコーティングする際にあると便利なものは?
全部の部屋ともなると数本、またかなりの労力と時間が掛かるのは必死ですが頑張るしかありません(笑)剥離だけでおそらく数日は掛かるでしょう。
剥離作業はキレイにフロアコーティングを仕上げるキモになります。
これぐらいでいいやぁ~なんて手抜きは厳禁です。
マスキングテープは剥離からフロアコーティング施工まで、かなりの本数使用するので多めに買っておいた方が便利です。
部屋の扉やクローゼットの扉、幅木に剥離剤やコーティング剤が付かないように養生材としても使用できます。
※
マスキングテープは用途によって粘着の強さの種類があります。あまり粘着が弱いものは作業中に剥がれてきてしまうので、そこそこ粘着力があるものがオススメです。
掃除の時に役立ってくれるのが、コロコロローラーです。
粘着のローラーが目には見えない細かいゴミを吸着してくれます。
柄が長いほうが立ったまま作業できるので、楽でよいですね。
掃除の最終確認が終わったら、しつこいぐらいコロコロしてください!
大気中に舞っていた、小さな埃の除去に役立ってくれます。
※
ローラーは粘着度によって用途があるので、フローリーング用を用意してください。
コーティング剤にモップが付いていない場合は、別途モップを用意する必要があります。
水性のフロアコーティングなら塗り方はワックスとほぼかわりませんので、こちらを使ってもよいと思います。
油性の場合は、コーティング剤にの取扱説明書とおりに施工したほうが良いでしょう。
その他、掃除機、掃除道具、扇風機、ドライやーなどなど作業に想定される道具は事前に一式揃えた方が、あれが足りないこれが足りないと右往左往しなくて済みます。
事前の準備が大事ということですね。
まとめ
簡単に言うとこんな感じなんですけ、どうでしょうまめ吉さん!
ちなみに、まめ吉さんのお部屋はシートフローリングですのでDIYでフロアコーティングには向いていません。
自分でやるにしても、それなりに準備は必要になってきますし、ある程度の知識は必要になるということですね。
特にワックスの剥離から、クリーニングがフロアコーティングをキレイに仕上げるポイントと言っても過言ではありません。
剥離はワックスをゴシゴシ落としていかないといけないんですが、畳数が多いと途中で挫折してしまうぐらい大変です。
あまりゴシゴシしすぎるのも、フローリーングに良くありませんし。
さ さとみさん。。。ぜんぜん簡単ではないですにゃん。
まめ吉は全身毛だらけ、ちょうど今抜け毛の季節ですにゃんね。
うう~まめ吉は完全に自信喪失ですにゃん。
自分でフロアコーティングするのも、なかなか大変ですにゃんね。
そうですね。楽とはいえませんね。
ですが費用を大きく抑えられるのが、メリット感じられるのも事実です。
自己責任、そこそこの仕上がりで満足できるのであれば挑戦してみる価値はあると思いますよ!
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