まめ吉さん!
新築マンション引渡し後のお部屋のメンテナンスについての説明は覚えてらっしゃいますか?
覚えてますにゃん!
不動産会社の方で半年、1年、2年と定期的に部屋の中でなにか問題があった場合にはメンテナンスしてくれるという話でしたにゃん。
引渡し前の内覧会で、部屋のチェックはさせてもらいましたにゃんけど、実際に住み始めてからのトラブルも対応してくれるということですにゃん。
よく覚えてらっしゃいますね!
新築のマンション、戸建の場合、売り主側のアフターサービスや瑕疵担保責任の範疇で2年間の保証が設けられているのが一般的です。
でもそうすると、フロアコーティングのように竣工後に外部業者によって手を加えてしまった場合どうなるの?っていう疑問が出てきませんか?
実際、フロアコーティングをしてしまうと万が一の時に建設会社、フロアコーティング業者それぞれの言い分、主張があってややこしいことになってしまうケースもあるんですよ。
その点について、お話しておきたいと思います!
コーティングするとフローリングの保証がなくなるは本当!?
入居後しばらくすると、フローリングの一部から「ギィギィ」と擦れるような音がするのに気が付きました。床鳴りと言われる状態ですね。
アフターサービスの観点から、不動産会社に状況を説明、対応してほしいとお願いします。
後日、建設会社の方で確認させてほしいという流れになり、フローリングメーカーも立会で確認することになりました。
建設会社の担当者はフロアコーティングがされているのに気が付き、その旨を家主さんに確認します。
そうすると建設会社の担当者は「フロアコーティングしたのが原因かもしれません」と言い出しました。
フローリングのメーカーも、このフローリングはフロアコーティングされることを想定してつくっていないので、フロアコーティングしてしまうと保証の対象外になると言っています。
家主さんはフロアコーティング業者に確認してみると、その場でフロアコーティングの施工業者に連絡を取って状況を説明しました。
するとフロアコーティングの施工業者の「フロアコーティングをした影響でありません」と言っています。
それを建設会社の担当者に説明すると、ともあれ引き渡し後にフローリングに手を加えているのは事実なので対応出来ないと言います。
フロアコーティング業者にもその旨を伝え、なんとかしてほしいと言うと「フロアコーティングをしたのが床鳴りの原因とは言えないので対応出来ない」と言われてしまいました。
この例え話は、実際に起こりえる話で、フロアコーティングあるある話です。
床鳴りがフロアコーティングする前からあったのか、フロアコーティングした後にし始めたのかがポイントですが、フロアコーティングを施工してしまった後では原因を特定しようがありません。
家電製品などにも言えることですが、製品を分解したり持ち主が手を加えてしまったりすると保証期間内であったとしても、製品保証が効かなくなってしまうのは知っている人も多いんじゃないかと思います。
フローリングメーカーの立場からすると同じことが言えて、フロアコーティングはフローリングメーカーが推奨しているものではありませんし、保証の対象外と言えてしまうんですね。
フロアコーティングはフローリングの種類によって施工しても大丈夫、大丈夫じゃないがあります。
ですが、その大丈夫、大丈夫じゃないの判断はフロアコーティングの施工業者が独自に判断しているものであって、フローリングメーカーが保証をしているものではないんです。
もしフローリングの張替えでの対応となってしまうと、フロアコーティングまで復旧となってかなりの費用負担となってしまうので、建設会社もフロアコーティング施工業者もそれぞれの主張を言いあって譲ろうとしません。
じゃフロアコーティングしてしまうとフローリングの保証がなくなってしまうのか?
といえば、このケースでは保証がなくなる訳ではありません。もしかしたらフロアコーティングするまえから床鳴りがしていた可能性も完全に否定できるものではないからです。
でも家主さんは、両者の言い分に挟まれてどうすればよいのか戸惑ってしまいそうですね。
最終的には、話し合いでどちらかが折れて対応することになるのですが、なかなか気苦労の多い話となってしまいそうです。
場合によっては、ほんとうに保証の対象外になってしまうケースもあるので注意が必要です。
フロアコーティングを施工する前に注意したいこと!
大事なことなので、もう一度言わせてください!
フロアコーティングを検討している人にとっては、とってもマイナスなイメージになってしまうかもしれませんが、これは事実なんです。
ですが、そういったマイナスな面も家主さんの意識次第でリスクを限りなく少なくは出来ます。
このお話しで何が言いたいかといいますと、フロアコーティング施工前のお部屋のチェックを忘れずに、念入りにということなんですよ。
フロアコーティング施工後に異常に気づいてしまうのが問題であって、フロアコーティングの施工前ならきちっと建設会社に対応をお願い出来る話です。
事前のチェックが完璧で、フロアコーティング施工後の問題が起きたとすれば、それはフロアコーティング施工業者さんに対応をお願いできる話です。
フロアコーティングだけに限ればフローリングに関してのチェックだけですし、フロアコーティングの施工前に時間を取って念入りにチェックしておくことで、そのリスクは軽減できますよということなんです。
引き渡し後、入居前ともなるとなにかとやることが多くてバタバタしてしまいがちです。
そのなこともあって、フロアコーティング施工業者さんにすべてを任せてしまうとお話したような状況になりかねません。
そのような事が無いように、時間を取ってご自身でも入念にチェックしておくことをオススメしたいです。
ふむふむ。そんなことあるんですにゃんね。
たしかにまめ吉も、新しい生活に夢が膨らんで部屋のチェックなんかあんまり気にして無かったですにゃん。
そんな可能性があるなんて夢にも思っていなかったですにゃん。
フロアコーティング業者さんのサイトにも、そんなことどこにも書いてないですにゃんね?
まめ吉さん!あたりまえじゃなですか(笑)
「フロアコーティングするとフローリングメーカーの保証対象外になります」
なんて、そんなマイナスなイメージなこと書いちゃったら、ものすごいイメージダウンになっちゃいますよね。
でも冷静に考えれば、フローリングメーカーの言い分もごもっとって感じじゃないですか。
自社で開発したフロアコーティング剤ならまだしも、社外品ですからね。
でも、社外品だから粗悪品であるとは限らないんですよ。世の中には社外品だって素晴らしい製品はたくさんありますから。
あ!
あと事前にお部屋をチェックするなら、キズのチェックもお忘れなくです!
フロアコーティング施工後のキズも施工業者さんとの間でトラブルになりやすいんです。
わかりましたにゃん!
そんなことがないように、時間を取ってチェックしてみますにゃん!