シートフローリングにペットの尿は大敵?表面のふやけや臭いのしみ付きについて

最近の住宅市場では戸建てでも、マンションでも、ワックスが不要のシートフローリングがトレンドになっています。

メンテンナスが楽ということで人気のシートフローリングですが、実は室内でペットを飼う際にはメンテンナスフリーどころではない!というお話です。

Q&A シートフローリングを水拭きしたら、表面がふやけてきた?

こちらの投稿で、水拭きによってフローリングの表面がふやけた様にプックリと膨れてしまった、というのを記事にしています。

フローリングは木で出来ているという特徴から、水分がとても苦手です。

そしてシートフローリングが水拭きより、さらに注意しなければいけないのがペットの尿なんです。

ペットの尿を放置でフローリングがふやけた?

シートフローリングは表面が強化コーティングされているので、メンテナンスフリー、ワックスやコーティングが不要のフローリングと呼ばれています。

ですが、強化コーティングされているのはフローリングの表面だけで、実はフローリング継ぎ目、断面の部分は木材がむき出しになっているんですね。

シートフローリングのつくりについてはこちらの投稿を参照ください。

フローリングの表面からペットの尿が染み込むことはありませんが、継ぎ目部分から染み込んでしまう可能性はあるということになります。

実際、ペットの尿が継ぎ目から染み込んで、シートフローリングのプリントがふやけてしまったという事例もあります。

シートフローリングの基材にはMDFという、とても水分がしみ込みやすい材料が使われています。

例えば外出中や就寝中に、ペットを室内で尿をしてしまい、それがフローリングの継ぎ目からしみ込んでしまったとします。

すると、MDFが水分を吸い上げてしまい、プリント素材ごとふやけてしまうんですね。

MDFは木材を繊維状にしたものなので、度合いにもよりますが一度水分を含んでしまうと膨張し、乾燥しても元には戻りません。

ですので、もしシートフローリングがふやけてしまったとなると、直すにはフローリングの張替えが必要になってしまいます。

アンモニア臭のしみ付き

ペット飼っていると気になるのが、いろいろな場所にしみ付いてしまうアンモニア臭です。

フローリングでは、こちらもの継ぎ目から尿がしみ込んでしまうというのが原因なことが多いんです。

一般的な複合フローリングの場合、通常はワックスを掛けるので、フローリングの溝から尿がしみ込みにくくなっています。

ですが、シートフローリング場合、ワックスは掛けませんから、フローリングに継ぎ目は溝になっているので、水分が染み込みやすい状況となっています。

しかもMDFが水分を吸いやすいという特徴を持っているので、なおさらフローリングが臭いのする原因となってしまいかねません。

シートフローリングの表面も傷だらけに

ワックスが必要ないシートフローリングですが、表面に強化コーティングがされていたとしても、傷が付かないことはありません。

日常生活によって、擦り傷は少なからず付いてしまいます。

特に走り回るのが大好きな犬の場合、床滑りで爪を立ててしまいますので、いくら強化コーティングがされていたとしても、爪による引っかき傷は避けられません。

また、犬は掘るのも大好きです。

フローリングの上で掘る様な仕草もしますので、そうなってしまうとさらにフローリングが傷だらけ。

フローリングが濃い茶系の色の場合、傷も目立ちやすくなってしまうんですよね。

シートフローリングでペットを飼うなら対策を

愛しいペットのためだからと、シートフローリングが劣化するのを諦めるのも選択肢です。

ですが、傷だけならまだしも、フローリングに尿がしみ込んで不快な臭いがしてしまうのはどうでしょうか。

その空間で生活している家族は、臭いに慣れてしまう部分もあるかもしれませんが、来客があったときにはさすがに不安な気持ちになってしまいます。

ワックスが不要なシートフローリングですが、もしペットを飼うのであれば、ワックスやフロアコーティングを検討するのも一つの選択肢だと思いますね。

ワックスやフロアコーティングをすることによって、フローリングの継ぎ目から尿がしみ込みにくくする役目を果たしてくれるからです。

傷の対策も兼ねるのであれば、硬度が高く引っかき傷に耐性のあるフロアコーティングがおすすめですが、ワックスで対応するのであれば、2回ぐらい塗って塗膜を厚くしてあげることをお勧めします。

スリップ軽減ワックス

こちらはワックスの大手、リンレイが発売するスリップ軽減ワックスです。

水性の合成樹脂ワックスです。耐久性は6ヶ月なので、定期的な塗替えが必要なのと、ワックスなので引っかき傷にはある程度耐性が期待できるといったところでしょうか。

なにも塗っていないフローリングに比べると、約1.3倍ぐらい滑りにくくなるそうですが、大きく期待出来るほどの効果は得られないと思います。

ペットのフロアコーティング

最近ではペットに対応したフロアコーティングも多くなってきています。

こちらの施工会社ではフロアコーティングの種類の中でも、滑り止め効果が高いと言われるUVコートとシリコンコーティングの2種類のラインナップになっていますね。

さすがに油性のフロアコーティングだけあって、UVは耐久年数30年(保証期間20年)、シリコンは耐久年数15年(保証期間10年)と耐久性が高いのが特徴です。

タイルマット・カーペット

タイルマット、カーペットはフローリングの上に敷き詰めていくだけの手軽さが魅力です。汚れたら、1枚ずつ取り外して洗えるのが衛生的です。

繊維が使われているので埃が出やすく、アレルギーを持ったお子様がいるご家庭では注意しなければいけません。

難点を言えば、全面に敷き詰めてしまうとカーペット敷きの部屋になってしまうので、部屋のイメージがガラっと変わってしまう点ではないでしょうか。

コルクマット

柔らかさと、温かみのある質感で人気なのがコルクマットです。

ですが、コルクマットの表面はとても弱いので、爪で引っかいてしまうとすぐボロボロになってしまいます。

削れたコルクの破片をペットが食べてしまう可能性もありますので、ペットのためにといことであるなら、おすすめは出来ません。

まとめ

シートフローリングフローリングの表面材は、オレフィンシートというプリントシートなんですが、厚みが1mmにも満たない厚さで、基材の変形の影響をもろに受けてしまいます。

一般的な複合フローリングと比べると、メンテンナスが必要ない使い勝手が人気ですが、メンテナンスがない分、ペットを飼うとなると影響を受けやすフローリングと言えます。

ですので、もしペットと生活をするのであれば、なにかしら対策をしておいた方が、フローリングの劣化が早まらなくて済むというのは意識しておいた方が良いと思います。