まめ吉さんフロアコーティングの必要性ついてはお話した通りなんですけど、こんどはなんでフローリングにワックスやフロアコーティングをするとフローリングの劣化を抑える効果があるのかって疑問に思いませんか?
たしかに言われてみればそうにゃんね。
フローリングは何もせずにそのままじゃダメなんだにゃん?
なにもしなければワックスも塗り替える面倒もなくて済むにゃん。
まめ吉の部屋ははじめからワックスが塗られているからもう仕方ないにゃんけど。。。
ワックスを塗らないとどうなってしまうも気になるところにゃん。
そう思いますよね!
その理由はフローリングのつくりが関係しているんです。
こんどはその点についてお話していきますね!
フローリングってどんなものか知ってる?
まずはこちらを見て下さい。これは一般的なフローリングをカットしたものなんですけど、断面を見るとフローリングはほとんど木材でできているのがわかりますよね。
断面の色が積み重なるように違って見えるのは、木材を何層かに分けて貼り合わせているからなんです。
張られているフローリングは上からしか見ることが出来ないにゃん。
フローリングの断面を見たのははじめてにゃん!
たしかにぜんぶ木材でできているにゃんね。
もっと厚いものかと思ってたにゃんけど意外と薄いもんなんだにゃん。
実はフローリングの仕上げ部分の木材はもっともっと薄い素材が貼られているんですよ!
ベースとなる木材の部分にはコストの安い合板が使われていて、見栄えを良くしたい表面部分だけ仕上げ材となる木材を薄くスライスしたものが貼られているんです。
単板と呼んでいますが、その厚みは0.3mmから1mmとフローリングメーカーによって異なっているんですね。
単板は木工家具や内装材として幅広く使われている素材です。
フローリングの断面をもっとよく見てみてください。
ここ(青矢印)の部分が単板の厚みです。
このフローリングでは単板が0.6mmぐらい厚みですね。
で!これを見てもらってなにが言いたいかと言いますと、日常生活でフローリングがダメージを受けるのはこの1mmに満たない薄い木材なんですよ!ということなんです。
フローリングは張られてしまえば表面しか露出しませんよね。
まめ吉さんはフロアコーティングをしてフローリングをキレイに保ちたいと言っていましたけど、維持していかなければならないのはこの表面部分の薄い単板ということなんですよ!
な なんかそう言われると不安になるにゃんね。
フローリングは木だから丈夫なものと思っていたにゃんけど、表面材がそんなに薄い木材だったとは夢にも思っていなかったにゃん。
ワックスやフロアコーティングする理由とは!?
でもフローリングの表面材が薄いのと、ワックスやフロアコーティングがどう関係しているにゃん?
よい質問ですね!
フローリングは日常的な歩行だけでも細かい傷や汚れでダメージを受けているんですよ。
それは部屋の中を舞っていた埃や砂埃がフローリングの上に積もって、その上をスリッパなどで歩行するためです。
フローリングは表面材が薄くて、また天然の木材という特徴から水分、キズ、汚れの影響を受けて少しずつ劣化していきます。
経年劣化ともいいますが、生活している以上それはどうしても防ぐことは出来ません。
なのでフローリングの表面にワックスやフロアコーティングをすることによってフローリングの表面に塗膜を張って、その影響が少ないようにしてあげるということなんですね。
劣化しやすい要因からの影響が少なければフローリングは長持ちします。
それがワックスやフロアコーティングをすることのメリットでもあるということなんです!
なるほどなんだにゃん!
フローリングの代わりにワックスやフロアコーティングが汚れやキズを受けてくれるんだにゃんね!
そうなんです!
フローリングはベースの木材と合わせると厚みが20mmぐらいあるので、強度面の問題ありませんが表面材はとても薄いという点を意識してほしんですよね。
よくキャスター付きの椅子をフローリングの上で直にゴリゴリやっちゃって、フローリングが割れてきちゃった!なんて見たり聞いたりしたことありませんか?
あれは表面の単板が割れてしまっているんですね。
単板はベースの木材に接着されているだけで、薄いがゆえにダメージによって割れたり剥がれてしまったり、ヒビが入るように劣化してしまうんです。
フローリングの表面材(単板)が割れてしまうと、そこから埃が砂が入ってさらに劣化の進行が早まってしまいます。
フローリングが割れてしまったらそれはもう補修するか、張り替えるしかありません。
さとみさんそれあるあるですにゃん!
まめ吉の友達は賃貸でそれをやってしまって、引っ越す時にとんでもない費用を請求されたと泣いてましたにゃん!
それは大変でしたね。
今の例はたとえフロアコーティングしてたとしても、気よつけなければなってしまいます。
フローリングの表面は日常生活の影響を思ったより受けやすく劣化しやすいということは知っておいて損はありません!
フローリングは水拭き出来ない?
それともう一つ意識したいのは、フローリングの天敵は水分であるという点です。
フローリングは木材=木材は水分を含むと膨張して変形をしてしまうんですよね。
なのでフローリングは基本的には水拭きできないんですよ!
お掃除用のウェットシートぐらいでしたら影響は少ないかと思いますが、それでもワックスやフロアコーティングしているフローリングが前提です。
フローリングが一旦、多量の水を含んでしまうと木が膨張してしまうので床鳴りの原因、また膨張したフローリングを踏みしめる影響で割れが生じたりしてしまいます。
フローリングは材料の関係で一枚一枚張り合わせていくんですよね。
そのジョイント部分、フローリング同士の溝が水分を含みやすいの注意したいところです!
ええ!それは知らなかったにゃん!
それじゃ水をこぼしたりしたらまずいということにゃんね。
フローリングのジョイントもしっかり張り合わされているので、直ぐに拭けば影響は少ないので大丈夫ですよ!
例えば室内に観葉植物を置いていて、水やりで溢れてしまった水がフローリングに染み込んで鉢の形状に跡がついてしまったなんてよく聞くお話です。
こちらはフローリングの変形どころかお部屋の見栄えにも影響してきますので、ほんとうに注意したいですよね!
まとめ
ということでフローリングがどんなつくりになって、そのつくりがゆえのワックスやフロアコーティングをしておくことのメリットがわかってもらえたんじゃないでしょうか?
ちょっとまとめましょうか!
・表面材は1mm以下の薄い木材が使われている
・維持していくのはその薄い表面材である
・ワックスやフロアコーティングをすることによってフローリングの表面に塗膜を張って、劣化する要因からの影響を軽減出来る
というのがポイントです。
実はフローリングにも種類があって、今回はまめ吉さんの部屋に使われいて、一般的なマンションや戸建て住宅でも使われているフローリングを例にお話しました。
フローリングの種類によっては今回のお話が当てはまらない場合があるので、次はフローリングの種類について話をしたいと思うのでこちらも知っておいて下さい!
さとみさんありがとうにゃん!
なんだかまめ吉もフローリングについて詳しくなった気分にゃん!
ワックスやフロアコーティングに頼るだけじゃなくて、フローリングを長持ちさせるコツがわかった様な気がするにゃん。
フローリングの種類についてもお願いしますにゃん!