まめ吉さん!続いてはアクリルコーティングの特徴、メリットについてお話していきたいと思います!
アクリルコーティングはフロアコーティングの中で、耐久性、コスト面から見ると最もお手頃なコーティングになります。
お手頃と言うのは耐久性はそこそこで、コストを一番安く抑えられるという意味になります。
ウレタンコーティングは水性と油性があるのはお話したと思うんですけど、アクリルコーティングの場合は主に水性の場合が多い印象です。
水性というのは水で薄めることが可能という意味ですね。
塗料にも水性のペンキがあって、水で薄めて使用することが出来ますよね?それと一緒なんです。
シリコン、ウレタン、アクリルなど樹脂が成分のフロアコーティングはちょっとややこしいのですが、それぞれの樹脂を混ぜてコーティングをつくることができてしまうんです。
施工業者さんによってはアクリルウレタンタンコーティングなんて名称をつけていたりするので、主成分が何なのかでコーティングの名称が変わったりするんです。
樹脂を混ぜ合わせることによって、耐久性が長くなったりするので悪いことではありませんが呼び方がいろいろあると「なにこれ?」なんて思えてしまいますよね。
水性のフロアーコーティングは初めての登場だにゃん!
油性のフロアーコーティングは耐久性が高かったにゃんけど、水性だとなにがどう違ってくるのか気になりますにゃんね。
水性のアクリルコーティングってどんなフロコーティング?
アクリルコーティングの主な主成分はアクリル樹脂になります。
アクリル樹脂も他の樹脂と同じく身近な製品に多く使われています。
アクリル樹脂は透明度が高く、強度あるのでガラスでは対応出来ない場所にも使用されていて、例えば水族館の水槽に分厚いアクリルが使われているのは有名な話ですよね。
コーティング剤としても幅広く使用されていますが、耐候性や硬度がある程度あることからフロコーティングとしても商品化されているんです。
シリコン、ウレタンと較べるとコストが低いので、面積の広いフローリングのコーティングには価格面で言えば最も手頃なフロアーコーティングと言えます。
シリコンもウレタンもそうだったにゃんけど、樹脂っていろいろなところで利用されているにゃんね。
フロアーコーティングって言うと聞いたことがなかったにゃんから、得体の知れない成分がはいってるにゃん?と思っていたですにゃん。
だけど身のまわりに使われている樹脂が成分と聞いて少し安心しましたにゃん。
そうですよね。
それを考えるとフロアーコーティングってほんとフローリングに透明な塗装をしているような感覚ですよね。
シリコン、ウレタン、アクリルと塗料があって、それぞれ水性、油性もあります。
塗装って色を付けるだけではなく、外的な劣化の要因から素材を保護する目的もあるんですね。
フロアーコーティングは無色透明ですが、フローリングを保護するという意味では塗料と似た役割をしていると言えるんですよね。
アクリルコーティングの耐久性、耐久年数は?
比較サイトと提携のある三十数社のガラスコーティングの耐久年数を全て調べたところ、耐久年数、もしくは保証期間を2年~5年と謳っているところが多かったです。
水性のフロアーコーティングは油性と比べてしまうと、どうしても耐久性が低くなってしまいます。
耐摩耗性も劣ってしまうため、よく歩行する場所などは段々と光沢が弱くなってしまうといった耐久性の弱さが欠点です。
欠点とは言いましたがアクリルコーティングは数年後の再施工が前提となっていますので、コーティングを剥離除去することによってコーティングに付いていた細かい擦り傷や、汚れも一緒に除去が出来ますので、再施工後は見違えるようにキレイになる場合もあるんです。
再施工が前提であるならば、耐久性の短さは問題にはなりません。
むしろ油性のコーティングよりも断然剥離作業のしやすいアクリルコーティングの方がメリットが大きいと思います。
アクリルコーティングの特徴・メリット
ワックスの耐久性は3ヶ月~6ヶ月のものがほとんですが、アクリルコーティングの耐久性は数年とワックスと比べれば耐久性が高いと言えます。
油性のフロアーコーティングの場合、溶剤を使ってコーティング剤を希釈しますが、水性のコーティングの場合水を使います。
なので、溶剤を使用しないメリットとして施工中のシンナー臭がまったくありません。
他のフロアコーティングと較べて耐久性が劣るものの、溶剤を使用しないという安全性を前面に謳った案内が多い印象です。
他のフロアコーティングに比べ耐久性が劣る代わりに、掛かるコストが安く済みます。
フロアコーティングを検討している人は全ての部屋を施工したいと思っている人が多い一方で、耐久性能の高いフロアコーティングだとそれだけコストがかさみます。
そんな場合には、コストを抑えられるアクリルコーティングを検討してみても良いかもしれません。
UV、シリコンコーティングのピカピカな光沢に比較すると、かなりナチュラルな光沢感になります。
ピカピカな光沢感が好みではない人には最適なフロアコーティングと言えます。
油性のフロアコーティングは耐久性が高い代わりに剥離が出来ない、もしくは剥離できなくもないが大変というのがほとんどです。
その点、水性のアクリルコーティングは専用の剥離剤を使って剥離が比較的簡単です。
剥離が簡単ということは、剥離する際のフローリングへの負担も少ないということになりますので、再施工したいと思ったときも安心です。
耐久年数が短いということはもともと再施工を前提に検討するフロアコーティングになりますので、考え方によっては短い耐久年数はデメリットにはなりません。
アクリルコーティングの特徴・デメリット
20年、30年耐久のフロアコーティングと比べてしまうと、数年の耐久年数はちょっと見劣りしてしまいますね。
ですが、何度も言っていますが再施工が前提となっていますので、その点をどう考えるかで一概にデメリットになるとは限りません。
アクリルコーティングも他の樹脂コーティングと同じく自然乾燥のため、乾燥時間は24時間から48時間程度掛かります。
表面は歩行に問題ならないぐらい乾燥していても完全硬化するまで一週間程度必要な場合もありますので、入居まで余裕を見ておくことが必要となります。
ワックスに比べれば耐薬品性はある方ですが、他のフロアコーティングと比べてしまうと水性なのもあって、その性能は低く感じてしまいます。
付着した薬品を放置してしまった場合には、フローリングへの影響は防いでくれるもののフロアコーティングの白濁や変色してしまう場合があります。
アクリルコーティングを再施工する際には家具の移動の手間、新たなコーティングを施工するコストが掛かります。
UVやガラスコーティングの様に最初から費用を掛けて数十年の耐久年数を重視するのか、最初はコストを抑えて再施工するコストを見込んでおくのか。
どちらの方が優れているとは言えませんが、数年経過したところで家具移動もしなければいけない状況で再施工をするかどうかは正直言って迷うところなんじゃないでしょうか。
アクリルコーティングでよく聞かれるトラブル
・密着不良によるムラ
樹脂製のコーティングはいずれも施工しやすいという特徴があるので、極端な施工不良の話はあまり聞こえてきません。
もし施工不良があったとしても比較的簡単に手直しが出来てしまうからかもしれませんね。
施工後の不具合としてはやはり、フロアコーティング内の異物の混入が多い印象です。
フローリングへの密着不良もたまにありますが、もとから掛かっているワックスの除去が不完全な場合にアクリルコーティングが剥がれてしまうケースもあるようですね。
アクリルコーティングはどんな人に向いてる?
◎なるべくコストを抑えたい人
◎コストを抑えつつも、ある程度の耐久性を望む人
◎ピカピカの光沢が苦手な人
01.耐久性 ★ 耐久年数2年~5年
02.防汚性 ★ ★ ★
03.塗膜厚 ★ ★ ★ 塗膜は普通
04.塗膜硬 ★ ★ 硬度は△
05.乾燥性 ★ 自然乾燥・24時間~48時間
06.光沢 ★ ★ 光沢は抑え気味
07.費用 ★ ★ ★
08.安全性 ★ ★ ★ ★ ★ 施工時に刺激臭は無し
09.ペット ★ ★ アンモニア等耐薬品性△
10.補修 ★ ★ ★ ★ ★ 部分補修可能
11.剥離 ★ ★ ★ ★ ★ 剥離可能
12.再施工 ★ ★ ★ ★ ★ 再施工可能
まとめ
このようにアクリルコーティングについて見ていくと、再施工を前提としたフロアコーティングであることがわかって頂けたんじゃないかと思います。
入居した後に再施工するのは実際大変は大変なんですけど、再施工する効果は結構大きくてフロアコーティングへのキズや汚れは見違えるほどキレイになります。
耐久年数が数十年の油性フロアコーティングは再施工を前提としていませんので、万が一なにかあっても騙し騙しメンテンナンスしていくしかありません。
メンテナンスに対する価値観はそれぞれなのでどちらが良いと言えるものではないので、ニーズに合わせたフロアコーティング選びをすれば良いと思いますよ!
フロアコーティングにもいろいろ種類があってほんとうに迷ってしまいますにゃん。
UV、ガラス、そして樹脂系のフロアコーティング、その中でも水性や油性があったりとなかなか大変だにゃん。
もしショールームやサンプルの取り寄せができるなら、その方がスッキリしそうな気がしますにゃんね。