さとみさん、まめ吉もフローリングについてもっと知りたいと思っていろいろ調べてみたにゃん。
そうしたらフローリングにも寿命があるそうなんだにゃん。
まめ吉はフロアコーティングを検討しているにゃんけんけど、フロアコーティングをするとフローリングの寿命も伸びるのかと疑問に思ったにゃん。
そうですよね!
実際、フローリングにも寿命があるのは確かです。
フロアーコーティングはフローリングをキレイに保つメンテナンス商品というのはお話しましたが、フローリングの寿命が伸びるのかについても気になるところですよね。
なので、フロアーコーティングとフローリングの寿命について詳しくお話していきますね!
フローリングにも寿命がある!
以前、お話した一般的なフローリング(複合フローリング)の寿命は約10年~20年程度と言われています。
当然、家主さんの生活環境、維持状況によって寿命は変わってきます。
例えば、小さなお子さんがいたり、ペットを室内で飼っていたりしたらフローリングへのダメージが日常的になって劣化は早まります。
フローリングの寿命と言っても、なにを持って寿命と捉えるかもあるんですが
- 割れや欠け
- 表面材(単板)にヒビが入る
- 表面材(単板)が剥がれる
- 極端な色褪せ
フローリングのつくりについてはこちらで詳しく説明していますが、もう一度フローリングの断面を見てみましょうね!
図解してみると一般的な複合フローリングはこんな感じにつくられています。
まめ吉さんのお部屋のフローリングは複合フローリングのクッション付きなので底面にクッションが付いています。
これを見てもらって、なにが言いたいかといいますとフローリングの寿命を感じるのはフローリングの表面材(単板)が劣化しはじめた時で、その表面材(単板)は1mm以下の厚みしかないということです。
単板とは木材を薄くスライスしたもので、フローリングだけでなく家具全般に使用される一般的な建材です。
薄くスライスした木材を使用しているのは、一番大きなところではコスト面と環境に配慮してといったと一面もあるかもしれません。
その1mm以下の表面材(単板)は基材(ベースの合板)に接着されているだけなので、割れや欠け、ヒビが入ってしまうとそこから接着面に埃やゴミが入り込んで表面材がポロポロとどんどん剥がれていってしまうんですね。
というのが劣化の原因の一つで、フローリングの寿命と言える状況です。
小さなお子さんがいれば、物を落としたり水をこぼしてしまったりがフローリングへのダメージになりますし、ペットを飼っていれば尿や爪のひっかきキズがダメージになります。
新築マンションを購入するきっかけが、お子さんが産まれたからという転機が多いことからするとなかなか予防するのは難しいところなんですけど、初期段階の対策がポイントになるのも事実なんですよね。
十数年住み続けるならフローリングの劣化は覚悟して、劣化してしまったら張り替えるということも可能ですが、フローリングを張り替えるとなると数十万円からとけして安くない費用が掛かります。
できるだけ長く維持できることに越したことはありません。
フ フローリングの寿命って思っていたより短いものにゃんね。
20~30年ぐらい持つのかと思っていたにゃん。
たしかにさとみさんに教えてもらった通り表面材が薄い分、メンテナンスには気を使っていかないと大変なことになってしまいそうにゃん。
フロアコーティングをするとフローリングの寿命が伸びるは本当!?
それじゃフロアコーティングするとフローリングの寿命は伸びるのか?という点についてなんですけど、寿命が伸びると言えるのは確かです。
それは、さきほども説明したフローリングが劣化していく主な原因
・表面材(単板)にヒビが入る
・表面材(単板)が剥がれる
・極端な色褪せ
からの影響を軽減してくれるからなんですね。
フロアコーティングはフローリングの表面に薄い塗膜を張ってフローリングを保護する目的です。
劣化する原因からの影響が少なければ、フローリングの寿命は伸びるということになります。
フローリングが劣化する原因でもう一つ気に留めておいてほしいのが、日焼けによるフローリングの色褪せです。
フローリングは同じ木材でも色のバリエーションがあるのはご存知ですか?
それは表面材(単板)を着色(塗装)しているんです。
塗装の大敵を言えば紫外線。
住宅は条件さえ合えば基本的にはリビングを日当たりの良い南向きで建てるのが良とされています。
なのでとくに日当たりの良い場所ではフローリングの塗装が紫外線の影響で白く色褪せてしまったり、白濁を起こしてしまうことも少なくありません。
フロアコーティングはそんな日焼け対策にも一役かってくれるものがあります。
フロアコーティングは透明なのに日焼け防止剤?と不思議に思うかもしれませんが、肌に塗る日焼け止めをイメージしてみてください。
肌に塗った後は透明になって見た目には日焼け止めを塗っているかわからなくなりますよね?
肌に塗る日焼け止めにはナノ粒子と呼ばれる粒子がとても細かい日焼け抑止剤が配合されているのですが、フロアコーティングにもそれと同じく日焼け抑止剤が配合されていものがあるんです。
ただ残念ながら100%の日焼け防止効果があるわけではないでの、経年の日焼けは防ぎきれませんが日焼けを遅らせることが可能です。
なるほど~。
たしかにまめ吉の部屋も南向きで、リビングの日当たりの良さが気に入って買うことにしたにゃんけど日焼けがフローリングの寿命に関係してくるとは思わなかなったにゃん。
それを考えると日焼け防止効果のあるフロアコーティングを選びたいにゃんね。
そうですね!
いま販売されているフロアコーティングはだいたい日焼け抑止効果のあるものがほとんどなので、日焼け抑止をうたっているかどうかだけ確認すると良いと思いますよ。
ただ念を押して言っておきたいのは、フロアコーティングに100%の日焼け防止効果はないということだけは認識しておいてください!
フロアコーティングしたからもう安心ということにはなりませんので注意してくださいね。
日さらに焼けを意識するなら、窓ガラスに貼るUVカットフィルムがいまはホームセンターなどでも販売されています。
施工にはちょっとコツがいるんですけど、DIYで手軽にできますので合わせて使用するばより紫外線対策に効果的です。
UVカットフィルムにゃん?
そんなものがあるにゃんね。
それもちょっと興味があるにゃん!
なのでこんど詳しく教えてほしんだにゃん!
フローリングはなんらかの要因、そしてどうしても経年による劣化をしてしまうんです。
日常生活で高頻度で使う場所、また形あるものなのでどんなに対策したとしても劣化は防ぎきれるものではありません。
ですが、劣化する要因からの影響を少なくしてあげることで劣化を遅らせることは可能なんですね。
家主さんの意識次第では数年単位で差が出てくることは間違いありません。
フロアコーティングを検討しているということは、フローリングをキレイに保ちたいと思っているからだと思います。
そういった意味ではフロアコーティングをすることによって、フローリングの寿命や美観を保つことに大きな役割を果たしてくれるものと思いますよ!