まめ吉さん!続いてはウレタンコーティングの特徴、メリットについてお話していきたいと思います!
ウレタンコーティングはフロアコーティングの種類の中で、耐久性、コスト面から見ると中の下といった位置づけのコーティングです。
中間的な位置づけのシリコンコーティングよりも耐久性、耐久年数が劣るかわりにコストが安く施工できるのが特徴です。
ウレタンコーティングにも水性と油性があるんですよね。
施工業者さんによって水性、油性と取り扱いが違うことがありますのでどちらか確認が必要です。
水性か油性を謳っていない場合には、耐久年数を見てみると参考になるかもしれません。
耐久年数が5年程度のものは水性の可能性が高く、10年程度あるものは油性の可能性が高いです。
あくまでも目安になるので、本気で検討するのであれば必ず施工業者さんに問い合わせするようにしてくださいね!
どちらかと言えば耐久性の高い油性をウレタンコーティングと呼んで販売しているところが多い印象なので、油性のウレタンコーティングについてお話していきたいと思います!
ウレタンコーティングにも水性と油性があるにゃん?
シリコンコーティングにも水性と油性があったですにゃんね。
ウレタンコーティングとシリコンコーティングの違いが興味深いところですにゃん。
油性のウレタンコーティングってどんなフロアコーティング?
ウレタンコーティングの主な主成分はウレタン樹脂になります。
ウレタン樹脂もシリコン樹脂と同じく、わたしたちの身近なところで多くの製品に使われているのはご存知の通りです。
固体から液体まで形状を変える優れた加工性によってその用途は幅広く、高い耐候性や耐久性でフローリングに限らずコーティング剤としての歴史がある素材なんですよね。
ウレタン樹脂を含む塗料は耐候性にとても優れていることから、マンションやビルの屋上の防水塗装に使われたり、共用部の塗装に使われたりしています。
優れた耐候性=防汚性に優れ、撥水性が高いのでフロアコーティング剤としてフローリングの保護にも相性が良い素材と言えます。
ウレタンっていうとスポンジみたいなのを想像してしまうにゃん。
それだけじゃないってことにゃんね。
そうなんですよ!
スポンジ、ベッドのクッション、住宅の断熱材、スマートフォンのケース、スニーカーのゴム底などなど。
ほんとそこらじゅうにウレタン樹脂製品が溢れています。
液体にすることも可能なので、接着剤や塗料にも使われています。
比較サイトと提携のある三十数社のガラスコーティングの耐久年数を全て調べたところ、耐久年数、もしくは保証期間を5年~10年と謳っているところが多かったです。
塗膜の厚みや硬度もあるのでフロアーコーティングとしての性能は優秀なんですが、耐久年数はUV、ガラス、シリコンと比較してしまうといまひとつといった感じがしてしまいますね。
その分、コストが安く施工できてしまうので、その辺の価値観をどうとらえるかでは選択肢と入りえるフロアコーティングだと思います。
ウレタンコーティングのもう一つの弱点は、経年による劣化が避けられない点です。
ウレタン樹脂が劣化する原因は紫外線、酸化、水分、熱といずれも日常的な影響なので、時間の経過とともに進む劣化は残念ながら防ぐことが出来ません。
なので、ウレタンコーティングは耐久年数を考慮した検討が必要になるという点は意識しておきたいところです。
他のコーティングと較べて施工費が安い済む代わりに耐久性が劣るというデメリットがあるにゃんね。
でもコーティングの性能としては悪くはない感じだし、10年ぐらい持てばいいやって感覚なら選択肢としてはありですにゃん。
まめ吉はやっぱりもうちょっと耐久年数が欲しいところなので、ウレタンコーティングは候補してはちょっとって感じですかにゃん。
ウレタンコーティングの特徴・メリット
塗膜に厚みをある程度持たせることができるので、フローリングへの密着度が高く耐摩耗性が高い。
耐久年数がUV、ガラス、シリコンより劣るのにも比例して、施工コストが安くなります。
5年~10年の耐久年数に納得ができるのであれば、防汚性、耐摩耗性にも優れたウレタンコーティングは十分選択肢になり得ます。
UVやシリコンコーティングのビカビカな光沢に比べてウレタンコーティングの光沢は抑え気味です。
シリコンコーティングかウレタンコーティングで迷っていているなら、光沢感で選ぶというのも悪くありません。
UVコーティングやガラスコーティングに較べると、施工性が高く塗りやすので施工不良が起きにくいのがメリットになります。
ウレタンコーティングの特徴・デメリット
油性のコーティング全般に言えることですが、コーティング剤の施工性を高めるために溶剤が使われています。
ですのでフロアコーティングを施工する際に強烈なシンナー臭がともなってしまうんですね。
戸建てや新築マンションの入居前施工でしたら特に問題は起こらないと思いますが、近隣住戸が入居済みの場合には強いシンナー臭で苦情がくることも考えられます。
シリコンコーティングは自然乾燥のため乾燥時間は24時間から48時間程度掛かります。
歩行は問題なくても、完全硬化するまで一週間程度必要な場合もありますので、入居まで余裕を見ておくことが必要となりますね。
UVコーティングやガラスコーティングと較べると耐薬品性に劣ります。
場合によっては薬品によって変色反応してしまうことがあります。
ウレタン樹脂は生成された瞬間から劣化が始まるという素材自体の特徴を持っています。
なので、経年による劣化は避けられません。
劣化するとどうなるのかが気になるところですが、コーティングがバリバリと剥がれてくることは少なく部分的に変色したり、光沢が薄れてきたりとケースバイケースです。
変色する可能性については一概に言えませんが、可能性があるというのは意識しておきたいところですね。
ウレタンコーティングでよく聞かれるトラブル
・密着不良によるムラ
樹脂製のコーティングはいずれも施工しやすいという特徴があるので、極端な施工不良の話はあまり聞こえてきませんね。
もし施工不良があったとしても比較的簡単に手直しが出来てしまうからかもしれません。
施工後の不具合としてはやはり、フロアコーティング内の異物の混入が多い印象です。
また注文する側が意識しておいてほしいのは、ウレタンコーティングが油性なのか、水性なのかを契約前に確認しておくことです。
水性と油性では耐久年数が大きく異なってくるのと、耐摩耗性も変わってきます。
サンプルが取り寄せ可能なのであれば、実際にサンプルを取り寄せて実物に触れて確認するほうが間違いないかと思います。
ウレタンコーティングはどんな人に向いてる?
◎なるべくコストを抑えたい人
◎コストを抑えつつも、ある程度の耐久性を望む人
◎ピカピカの光沢が苦手な人
耐久性 ★ ★ ★ 耐久年数5年~10年
防汚性 ★ ★ ★
光沢 ★ ★ ★
塗膜厚 ★ ★ ★
塗膜硬 ★ ★ ★
乾燥性 ★
費用 ★ ★ ★ ★
安全性 ★ ★ ★ 施工時に刺激臭有(油性)
ペット ★ ★ ★ 耐薬品性△
補修 ★ ★ ★ 部分補修可能
剥離 ★ ★ ★ 剥離はなんとか可能
再施工 ★ ★ ★ 再施工出来なくもない
まとめ
ウレタンコーティングについてお話してきましたが、イメージしていただくことはできましたでしょうか?
ウレタンコーティングは良くも悪くも中間的グレードのフロアコーティングというのがわかってもらえたんじゃないかと思います。
新築のマンションや戸建てを購入して新生活を始める前というのはなにかと費用がかさんでしまいがちです。
それに加えてフロアコーティングもとなるとかなりの費用が掛かってしまいますよね。
そんな時にワックスよりも耐久性、メンテンナス性に優れていてコストも抑えられるウレタンコーティングは選択肢の一つとして有りなんじゃないかなと思います!
たしかに入居前にはいろいろと欲しいものがあって、何を優先させるかが悩みどころですにゃんね。
フロアコーティングは入居前に施工しておくメリットが大きいですにゃん。
それを考える少しでも安く、耐久性も望めるウレタンコーティングを選ぶのも一つの選択肢ですにゃんね!