まめ吉さん!ここからはフロアコーティングの種類についてとそれぞれの特徴についてお話していきますね!
まずはUVコーティングです。
ガラスコーティングと人気を二分する高耐久が特徴のコーティングです。
耐久性はまめ吉が一番気になっているところですにゃん!
詳しくお願いしますにゃん。
UVコーティングってどんなフロアコーティング?
UVコーティングはコーティング剤を塗った後に特殊な機械でコーティング剤にUV(紫外線)を照射して、強制的に硬化させるコーティングのことです。
強制的に硬化させることのメリットは大きく、自然乾燥のフロアコーティングよりも塗膜を厚く施工することが可能なんです。
フロアコーティングの塗膜の厚さ=耐久年数や塗膜の硬さに影響があるため、塗膜が厚いということはそれだけフローリングへの密着が高く、耐久年数が長いというメリットがあるんですね。
塗料にUVをあてて硬化させる技術はフロアコーティングに限らず、わたしたちの生活に密着した製品、例えば車のパーツや携帯電話、家電など多くの製品で昔から用いられている技術なんです。
UV(紫外線)で硬化させていくにゃんね。
なんだか大変そうだにゃん。
UVコーティングの耐久性、耐久年数は?
UVコーティングの耐久性は、現在販売されているフロアコーティングの中で一番と言っても過言ではありません。
比較サイトと提携のある三十数社のUVコーティングの耐久年数を全て調べたところ、耐久年数、もしくは保証期間を20年、30年を謳っているところが多かったです。
高耐久性を武器にイチオシ商品として強くアピールしている施工業者さんが多い印象です。
さ 三十年ですかにゃん!
まめ吉の想像をはるかに超える耐久性ですにゃん!
ますます気になるにゃんね。
UVコーティングの特徴・メリット
強制的に硬化させるメリットで、他のフロアコーティングの様に自然乾燥の時間がありません。最短で1日からと施工時間が短いというメリットがあります。
自然乾燥ではなく強制的に硬化させてしまうので、硬化させてしまえばすぐに歩行が可能となります=施工後すぐに引越ししてもフロアコーティングへの影響はありません。
自然乾燥のフロアコーティングは湿度が高いと硬化に時間が掛かったり、稀に白濁を起こしてしまうことがあるんです。強制乾燥のUVコーティングにはその影響がありません。
塗膜が厚いのでフロアコーティングの光沢が驚くほど高いです。
ピアノの様な光沢をイメージするとわかりやすいかもしれません。
その光沢が長く持続するので、艶のある美観にこだわる家主さんには最適です。
フロアコーティングについた汚れは拭けば簡単にとれますし、例え油性のマジックで落書きしてしまったとして簡単に落とすことが可能です。通常のワックスだと徐々に汚れが表面に蓄積されていってしまいますが、UVコーティング場合は汚れが定着するのを防いでくれます。
それだけUVコーティングの表面の粒子が細かく、平滑であると言えます。
ワックスを塗ると表面がヌルヌルと滑ってしまう場合があるのはご存知のとおりです。実はワックスにも水性、油性があってロウワックス、オイルワックスと呼ばれる市販のワックスは油性ワックスになるんです。
フロアコーティングと同じくワックスも油性の方が汚れや水弾きが良いんですけど、ロウ=蝋、オイル=油が成分として含まれているのでフローリングに塗るとヌルヌル感があって滑ってしまうんです。
UVコーティングをはじめとしたフロアコーティングは塗膜が厚く、汚れや水を弾くのにロウやオイルを成分として含ませる必要がないのでコーティングすると滑り止めの効果が得られます。
防汚性があって滑り止めの効果があるとなると、ペットを部屋内で飼っている方にも良い選択と言えるんじゃないでしょうか。
ペットに特化したフロアコーティングを販売している業者さんもあるくらいです。
UVコーティングの特徴・デメリット
UVコーティングのコーティング剤には施工性を高めるために溶剤が使用(一部例外あり)されていて、フロアコーティングを施工する際に強烈なシンナー臭がともないます。
油性のフロアコーティング全般に言えることですが、コーティング剤の粘度が高いので、溶剤(シンナー)を使用して薄めてからフローリングに塗っていきます。ほぼペンキの様なものですね。
戸建てや新築マンションの入居前施工でしたら特に問題は起こらないと思いますが、近隣住戸が入居済みの場合には強いシンナー臭で苦情がくることも考えられます。
UVコーティングは塗膜が厚く、フローリングとの密着性がとても高いのでワックスや水性コーティングの様に剥離剤を使っての剥離が出来ません。一度施工してしまうと二度と完全に除去することが出来なくなってしまうということです。
除去することが出来ない=やり直しが出来ないということになりますので、フロアコーティングを検討する際にはそれを念頭において信頼できる業者選び、種類選びをしなければならないということになります。
本施工もさることながら、万が一があったときのアフターの対応の良し悪しもかなり重要になってきます。
コーティングに不具合があった場合には、その部分だけコーティングを削って再塗装する復元は可能です。
UV(紫外線)を照射する特殊な機械を使いますし、硬化させながら作業を進めていく手間もあってUVコーティングの費用は他のフロアコーティングに較べて割高です。
◯◯◯円/㎡でおおよその施工費を掲載している業者さんもありますが、間取りや施工状況によって金額が変わってきますので、種類を絞り込んだら見積もりを取ってみることをオススメします。
光沢(艶)については好みが分かれるところです。光沢が強すぎるのが苦手、フローリングの自然な風合いが好みの人にはUVコーティングは向いていません。
フローリングがものすごい光沢で、テカテカになってしまうからです。
他のフロアコーティングの場合、艶を調整することが可能な場合もありますがUVコーティングの場合はそれが出来ません。
光沢を気にするのであれば、UVコーティングのサンプルを取り寄せ出来る施工業者さんから実物を取り寄せて確認することをオススメします。
デメリットとはちょっと違いますが、耐久年数30年保証だから絶対安心ということにはならいことを強く意識していたほうが良いです。たとえUVコーティングといえども経年で徐々に劣化はしていきま、塗膜が厚いといっても何かを落とせば凹みますし。キズも付かないことはありません。
フローリングが素の状態よりも汚れにくく、キズ付きにくいというだけです。
施工業者さんの保証内容もよくよく確認してください。
家主さんの過失によるフロアコーティングのキズや不具合は保証の対象外となっているはずです。
例え小さなキズを補修するのだとしても、フローリングの補修、職人さんの出張費、作業代等が掛かってきます。
「こんなちょっとなのにこんなに高いの!?」なんて思っているよりも修理費が高くてビックリしたなんてほんとうによくある話なんです。
「何十年保証だから安心」とアフターケアについてあたかも安心感を感じさせる誇大な広告にも問題があると感じなくもありません。
ですが、それがある現状では注文する側もどのような場合に保証の対象となるのかしっかり内容を把握しておく必要があります。
大事なことなのでもう一度言いますが、家主さんの過失によるフロアコーティングのキズや不具合は保証の対象外です。
UVコーティングでよく聞かれるトラブルは?
・UV照射漏れによる硬化不全
・密着不良によるムラ
・塗膜のヒビ割れ
・家主の過失によるキズの補修が思っていたより高額だった
こういった施工不良は施工完了時のチェックで当然指摘するべきですが、あまりにも細かい指摘はするべきか悩むところです。
というのも、UVコーティングはやり直しが出来ないので部分補修という形で手直しをしていきますが、手直しをすればするほど状態が悪くなってしまうことも考えられるからです。
数十万の費用を掛けてるのだから埃ひとつ、ゴミひとつ無くてあたりまえという気持ちもわかるんですが、床をはいずり回る様にチェックしてここも、あそこも手直しが多すぎるのが逆効果になってしまう場合があります。
手作業によるものというのを踏まえて、指摘すべきところはしっかり指摘し、許容できるところは許容するといったスタンスも時には必要とだ感じています。
わたしでしたら、髪の毛はNG、中腰程度で見渡して気になる異物混入はNG、目立つ部分の異物混入はNGぐらいでチェックしますね。
トラブルは無いに越したことはありませんが、フロアコーティングは手作業によってされるものなので残念ながらトラブルが起きてしまうこともあるんですね。
万が一に備えておいても損はありませんので、知っておいてくださいね。
UVコーティングはどんな人に向いてる?
◎フロアコーティングに高い耐久性を求める人
◎費用をかけてでも一度の施工でフローリングのメンテンナスを楽にしたい人
◎フロアコーティング施工後すぐに入居をしたい人
◎ペットの尿や汚れが気になる人
◎テカテカの光沢が好みな人
01.耐久性 ★ ★ ★ ★ ★ 耐久年数20年~30年
02.防汚性 ★ ★ ★ ★ ★
03.塗膜厚 ★ ★ ★ ★ ★ 塗膜が厚い
04.塗膜硬 ★ ★ ★ ★ 耐摩耗性に優れる
05.乾燥性 ★ ★ ★ ★ ★ UV照射の強制硬化・即日入居可
06.光沢 ★ ★ ★ ★ ★ 強光沢
07.費用 ★ コーティングの中でも一番高い
08.安全性 ★ ★ ★ 施工時に刺激臭有
09.ペット ★ ★ ★ ★ アンモニア等耐薬品性有
10.補修 ★ 部分補修可能
11.剥離 ✕ 剥離不可
12.再施工 ✕ 再施工不可
まとめ
UVコーティングはその高い耐久性から、フロアコーティングを検討している人がほとんど選択肢に入れていると言っても過言ではないほど人気のコーティングなんです。
フローリングとの強い密着性から剥離が出来ない、やり直しが出来ないという特徴がありますので、コスト面もさることながらアフターケアも含めた信頼できる業者選定が必須となる点は十分意識しておきたいですね。
あと注意してほしいのが、UVコーティングという名称でもUV照射で強制乾燥させない、ただの紫外線カットのフロアコーティングをUVコーティングと謳っている紛らわしい名称を付けてる業者さんもあるんです。
そんな業者さんは信用に値しませんので選択肢からそく外しましょう!
またあまりにも費用が安い場合には、施工の内容確認を確認するようにしてくださいね!
さとみさん、よくわかりましたにゃん!
耐久性は魅了だにゃんけど、光沢がちょっと気になるところですにゃんね。
ナチュラルな感じにしたにゃんから、床がテカテカなのはちょっと思ってしまいますにゃん。
光沢が気になるんでしたら、ガラスコーティングがオススメです!
それじゃ次はガラスコーティングについてお話しましょうね!